夫だけに慰謝料を請求するのはあまり良くない
夫が不倫をしていそうだったり、実際に不倫をしているので、慰謝料を請求したいと考えている場合、家庭内でお金が移動するだけなので、あまり効果としはないでしょう。
また、慰謝料を請求するのに不倫の証拠を入手しようと、探偵に多額の費用を支払ったり、慰謝料を請求したことが原因で、子供に悪影響を及ぼすことも考えられます。
それらを踏まえて、本当に夫に慰謝料を請求するか考えてみてください。
離婚することになってしまうことも
あなたは夫へ2度と不倫をしないように、反省の意を込めて慰謝料を請求したとします。
そのことで夫から反発を受け、それが原因で離婚してしまう可能性もございます。
あなたが夫に対して冷たい態度や、会話がないような仮面夫婦状態を作ってしまったことが原因で、家庭外で不倫をしたのかもしれません。
子供がいて離婚することになった場合、慰謝料と養育費の支払いは請求することができますが、子供は離婚が原因で精神的にストレスをかかえてしまったり、非行に走ってしまう可能性も考えれれます。
夫へ慰謝料を請求する場合は、子供の将来に影響することも考えておく必要があります。
多額の調査費を支払うことになる
夫が不倫をしているような雰囲気がある場合に、決定的な証拠がないと慰謝料を請求することはできません。
証拠として認められやすいのが、
などです。
領収書や明細は、不倫をしているのであれば慎重に処分しているはずです。
メールやSNSは夫のスマホの暗証番号を解読する必要があるので、解読は非常に困難です。
そこで最も簡単そうなのは、ラブホテルや不倫相手の家へ出入りしているところの写真を撮ることです。
しかし夫や不倫相手を尾行した場合、逆にあなたが犯罪者として捕まってしまう可能性があります。
証拠写真を入手したい場合は、尾行することを承認されている探偵へ依頼する必要があるのですが、非常に料金が高いです。
依頼費は状況によって異なりますが、1件30〜60万円以上もかかってしまいます。
また、探偵に依頼しても証拠が必ず入手できる訳ではありませんので、依頼を考えている場合は注意してください。
子供が辛い思いをする
不倫をした夫へ慰謝料を請求した場合、よほどのことがない限りは夫婦関係が良好になることはございませんし、最悪離婚してしまう可能性もございます。
子供が小さい場合は不倫が原因で今後の成長が大きく変わってくるので注意してください。
子供は親の会話や接し方で、性格や人格が形成されます。
慰謝料を請求したことによって夫婦間での会話がなくなったり、別居状態になってしまうと、子供は自分のせいでこのような状態になってしまったと、責任を感じてしまうのです。
そうなると喜怒哀楽が欠如したり、自分に注目してもらおうと万引きをしたり、非行に走って気を引こうと考えてしまうこともございます。