W不倫が招いた取り返しのつかない後悔と懺悔

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2018.10.10

相手を理解しているはずが..(福島県 女性/34歳)

不倫関係を選ぶカップルは、相手の家庭に干渉せず世間一般の恋人同士が楽しむようなイベントや行事を楽しむことも無いため、我慢を強いられている場合がほとんどと言えます。
特にお互いが婚姻関係を持つW不倫であれば、「家庭には知られたくない」という気持ちが根底にあるため、お互いに家庭のことは干渉しないという暗黙の了解があるもので、その認識が無ければ長続きさせることもできません。

不倫は「性欲」や「心」のつながりを求めて現状の安泰を求めた関係ですが、正確にいうと安泰しているわけではなく、長続きするほど秘密も増えるために、結果的にリスクが増えます。

福岡県の主婦T美さんは、週4でパートをしている先のスーパーの店長とのW不倫に陥りました。
T美さんも 店長も既婚者。ほんの心のスキをついたような関係でした。
真面目に働くT美さんに店長はいつも優しくフォローしてくれて良い関係を築いている、周囲からも信頼される関係でした。

家では、子どもの母親で夫からも女扱いをされなくなったT美さんにとっては、店長はほんの心の隙間を埋めるための時間のような存在でした。お互い既婚者ということもあって、気持ちだけ伝えて、はじめはLINEだけの関係でした。

時々店長の膨張したような思いの熱さのわかるメッセージにときめいたりして、久しぶりのときめきにT美さんはどう制御したらわからなくなるほどでした。

メールは通知をさせずに、夫がいる間はスマホを持たないようにしていました。
夫が出かけたらすかさずLINEをチェック。読んだら削除。

そんな生活で終わらなかったのはそれから1ヶ月ほど経ったときでした。

次第にLINEだけでのやりとりの中で生まれる思いに我慢できず、ちょうど子どもの遠足と、夫が出張が重なったとき店長とデートの約束をしたT美さん。店長のほうも全ての予定をキャンセルしてその時間を作ったそうです。待ち合わせは近所の誰にも会わないような、夫とも行ったことがないような家からずっと遠くまで離れたマイナーな駅。
そのほんの束の間の会えるという思いがセックスの快楽に燃えSM的快楽のような興奮を覚えます。我慢する苦しみを覚えたからこそ、二人の関係はよりギラギラと燃えあがってしまうのです。

いけないことをしてしまった反省と、また会いたいという欲求に駆られました。
W不倫では、お互い理解しあって冷静な不倫を続けているように見えますが、過ちを繰り返すごとに麻痺することもあるそうです。誰も知らない場所なら出会ってもいい。誰も知らない場所なら何をしてもいい。T美さんは会える時間、これまで家庭で果たせなかった自分の女としての欲求を満たしました。

しかし、二人の関係は意外な方向を迎えます。
あるとき、店長から別の男性のバイトと話すなと言われてT美さんの気持ちが急に冷めてしまいました。
「勝手だとは思うんですけど、不倫しているのに束縛するとか、冷めるんですよね。」

T美さんはパートを辞めました。

けれど問題は辞めた後でした。たった数ヶ月でパートをやめてしまったことで次のパートが見つかりづらくなったことや、何より店長からしつこいほどのメールが来るようになりました。ストーカーのようにつけられ、怖い思いもしましたが自分のした過ちに誰に相談することもできずに怯えることになりました。
また、子どもの幼稚園のお迎えにも便利だと始めたパートだったので、近所での居心地悪くなったのだそう。
自分の小さな心のすきから始まった浅はかな不倫に、今は後悔しか生まれないそうです。

 

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