「社内不倫を辞めるにはどうしたらいいでしょうか?」という独身女性からの悩み相談は、相談サイトに数多く寄せられています。
仕事で不倫相手と関わらなければならない社内不倫は、気持ちを引きずってしまいがちで、なかなかすっぱりと辞められないものです。
職場で毎日顔を合わせるうち、別れの決意も揺らぎ、結局、元のサヤにおさまってしまうカップルも少なくありません。そうして別れてはくっつき、また、別れてはくっつくということを繰り返し、「どうしたら辞められるのだろう?」と悩みのループにハマっていくのです。
そこで、今回は、そうした悩みを抱える独身女性に向けて、「社内不倫を辞めたいときにするべき5つのこと」をお伝えします。
彼に「お別れ宣言」をする
独身女性は、既婚男性と付きあい始めると、日が経つにつれ、彼との関係を客観的に見られるようになります。
当初は「今が楽しければいい」「自分なりに割り切ることができる」と思っていても、だんだんと将来への不安が生じるようになり、また、周りの友達から結婚、出産の報告を聞くたびに、焦りもわいてきます。そうしたなかで、独身女性は少しづつ「別れ」を考えるようになります。
かといって、やみくもに「別れましょう」と言ったところで、彼も驚き、「一時の気の迷いでは?」と、なかなか真剣に取れ合ってくれないでしょう。
そのまま、うやむやにされてしまうのがオチです。
その理由は、一般的に「男は論理的、女性は感情的」というイメージがあるため、男性は、女性が感情的になって発している言葉を真剣に捉えようとしないからです。
そこで、必要となるのが、彼に対してきちんと「お別れ宣言」をすることです。
自分は明確な理由があって別れを選択するのだということを、彼に示すのです。「
お別れ宣言」では、あなたが苦しんでいるという気持ちに加え、不倫を続けることで女性が抱えるリスクを筋道を立てて正確に伝えます。
そして、そうしたリスクを回避するには今の奥さんと離婚してもらうしかないということを認識してもらいます。
その上で、別れた後、職場でどのように付きあっていきたいかも伝えます。「自分もほかの男性社員と同じように接するので、あなたも私を他の女子社員と同じように扱って欲しい」「仕事の相談は、複数を交えて。二人きりでの相談には応じない」など、具体的に説明しましょう。
あなたの宣言を聞いて、彼は「なんとか続けられないかな?」と言うかもしれません。そのときは、全身の力を振り絞って断ってください。電話やメールは、スルーします。
「離婚はできないが、死ぬまで一緒に居られるようになんとかする」という類の言葉は、言うまでもなく、現実的ではありませんので、真に受けないように。
もしかしたら、宣言している最中に感情的になり、言いたいことが言えずに懐柔されてしまうかもしれません。
そうしたときのため、予めメールで文面をつくり、彼と話した後に送れるよう準備しておくと良いでしょう。
口頭ではつたない言葉でしか伝えられなかったとしても、そのメールによって、あなたがしっかりと考え、強い意志のもとに決めたのだということが伝わります。
「お別れ宣言」は、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始など休暇の前が、タイミング的にベスト。
「お別れ宣言」をした翌日に社内で顔を合わせ、気持ちが揺らいでしまうのを防ぐためです。
また、休暇中に、彼は、家族と過ごすなかで、不倫がもつリスクをあらためて考えることができます。
そうして彼も「別れ」の準備ができるようになるのです。
友達に応援してもらう
大好きだった彼との別れを、受け止め、新たな道を歩むのは決して楽ではありません。
一緒に食事をしたり、旅行をしたり、楽しかった想い出が浮かぶほど、つい、「もう一度、彼のもとに飛び込みたい!」という気持ちにとらわれてしまいます。
その気持ちに負けてしまうと、自分から別れを切り出したにもかかわらず、再び彼にコンタクトをとってしまうことも。
そうしたときのためにも、社内不倫を終える際には、彼だけでなく、友達にも宣言しておきます。
そうすれば、気持ちが揺らいだときに、その友達が励まし、力になってくれるでしょう。
その際、気をつけたいのは、宣言をする相手は、現在、不倫をしていない友達に限定することです。
不倫をしている間は、同じ境遇にある友達、つまり、同じように不倫をしている友達と気持ちを共有することで、お互いの苦しみを緩和することができます。
しかし、あなたが不倫を辞めると言えば、不倫をしている友達は置いてけぼりにされたような気になり、あなたに別れることを思い留まらせようとするかもしれません。
そうなると、「友情のため」という大義名分ができ、別れの決意が揺らいでしまうリスクがあります。ですから、不倫をしていない友達、できれば不倫には反対派という友達を選びましょう。
不倫の彼との終焉を友達に宣言するときは、口頭だけでなく、宣言を取り消せないようにメールでも送ります。あるいは、メッセージカードなどにしたため、預かってもらうのも良いでしょう。
宣言をした後に、どうしても彼に連絡してしまいたくなったら、「ごめん、彼に連絡したくなっちゃって……」と彼の代わりに友達に連絡をします。
そうして、崩れがちな気持ちを応援してもらうのです。別れてから一週間、1ヶ月、3ヶ月、半年と、不倫関係に戻ることなく過ごせたら、そのたびに一緒にささやかなお祝いをしてもらいましょう。
このとき、友達に「頑張ったね」と誉めてもらうとなお良いです。
そうすることで、彼との不倫関係を断ち切った自分への自己評価が高まり、次の恋愛への自信もわいてきます。もちろん、友達への感謝は忘れずに、お祝いの準備はあなたが行ってくださいね。