もしかして、彼は本当に私を愛してくれている?ー不倫男の本気の愛を期待してしまうセリフ・瞬間

カテゴリ:浮気・不倫
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2018.11.29

嫉妬をされたとき


趣味のサークルを通じて出会った人とのお話です。
住んでいるところも近くて、不倫関係になる前から会う頻度も高かったひとです。よく話を聞いてくれる人で、わたしはその人に、自分の恋愛や性生活もほとんど全部話していました。
不倫だったり、セフレに近い相手のことも。正式な(お互いにお付き合いしているという認識の、独身の男性との)お付き合いはしていなかったので、悪気もなく、複数の人と関係を持っていました。

悪気なく話していましたが、相手も結局は奥さんのことが一番で本気じゃないんだから、少しでも相手の気を引きたい、という気持ちや、愛人、という立場から、別にあなた意外にも相手はいるんだから、というのをアピールしなければ自分のプライドを保てない、というのが正直なところでした。

あるとき、いつもみたいにその話をしていたら、相手の相槌が明らかにめんどくさがっていたので
「めんどくさいって思ってるでしょ」
と言ったら、
「俺が喜んで、君と他の男との話を聞いてると思ってる?」
「どうでもいいって思いながら聞いてくれてるとは思ってた」
「嫉妬させたくて話してるんでしょう?」
「嫉妬してくれてるの?」
「他の男にやられた話とかされたら、いやでしょ」
という話になって、はじめて、嫉妬されていたんだと実感しました。
「わたし、あなたが奥さんの話をするのを聞くのはいやだったけど、わたしが他の人の話をするのは、どうでもいいって思われてると思ってました。」
「俺が奥さんの話をすることこそ、どうでもいいって思いながら聞かれてると思ってた。それはごめん」
と、謝りさえしてくれました。

「あなたには奥さんがいるのに、わたしにはあなたしかいないっていうのは嫌で、いろいろ話してた。ごめんなさい」
この話をしてから、不倫する相手は結局自分のことしか考えてないんだから、思いやりなんてないんでしょう、と根本的には思っていたのが、普通の恋をしているときと同じような気持ちがあるんだ、と思うようになりました。

「好きじゃない人とセックスはできないし。そういう男がほとんどだと思うよ」
彼は、そんな風にも言っていました。

終わりに

既婚の男性から、愛しているよと言われたことも、好き、と言われたことも、会えて嬉しい、と言われたこともあります。
話半分で聞いていたのですが、最近になって思うのは、もしかして彼らは本当に、本気でこれらのことを言っているのかもしれないな、ということです。

恋人と付き合っていて、結婚まで考えていないから本気の恋じゃない、とはあまり言わないですよね。最初から結婚を前提としたお付き合いならまだしも。結婚していても、していなくても、恋は同じように恋はします。
本気で言ってるの? と彼の本当の気持ちを探ることにも、どうせ言葉で言っているだけで、体の関係だけが目的なんだと寂しく思うことも、あまり意味がないことのように思います。なぜなら、言っている瞬間は本当にそう思って言っているからです。

浮気性の男性に、本気で恋することはあるの? と聞いたことがあります。
すると、「するよ、する。しょっちゅう。毎日だってする」という答えが返ってきました。
たとえ一晩だけの関係だろうと、浮気だろうと不倫だろうと、本気で恋していると言うのです。

わたしの知り合いに、結婚しているけれど、たまたま出会った男性に好意を持ってしまったことを、旦那さんに正直に告白した人がいました。
何か関係を持ってしまったわけではなくて、好きだなって思っちゃった、ということをです。
「相手の人も、わたしに好意を持ってくれたんだって」ということも。
「でも、お互いのその気持ちに、お互いが反応しちゃっただけだね、と言って、何も起きてないよ」
という告白です。

「恋はするものじゃなく、落ちるものだ」という小説の中のセリフを最初に引用しましたが、恋する気持ちは止められないと思います。
でも、愛は関係性の中で育まれると思うのです。最後に書いた、わたしの知り合いの旦那さんへの告白は正に、関係性を大事にするからこその言葉でした。
不倫相手が本気で自分を好きでいるかどうかではなくて、本気の愛を手に入れたかったら、相手の愛を囁く言葉に惑わされるのではなく、どんな関係性を作ろうとしているのかを真剣にみていく必要があると思います。
これは、不倫に限らず、恋愛全てに言えることかもしれませんね。

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