夫に浮気の疑いがある?
そう思った時は、早急に事実関係を確認した方がよいでしょう。
その際に重要になるものが「物的証拠」と呼ばれる、第三者が見ても「明らかに浮気をしている」とわかるもの。
一般的にはラブホテルなどに出入りする写真が採用されていますが、録音された会話も十分に効果を発揮します。
探偵などの専門家に頼めば早くて確実ですが、やはり費用が気になるところ。
不倫現場の写真撮影には尾行技術や撮影技術、カメラの性能なども考慮すると素人が手を出すのは現実的ではありません。
しかし、盗聴器を用いた会話の録音なら比較的簡単に行えます。
「盗聴って違法じゃないの?」と思う方もいますが、正しい使い方をすれば違法行為にはなりません。
盗聴器の種類や性能、正しい使い方について解説していきます。
● 盗聴器の基礎知識
盗聴器は元々「防犯用品」として開発・販売されていた経緯があり、それ自体の購入・所持・使用は違法ではありません。
身近なところでは、独居老人の見守り用、小さな子供のための護身用、家を留守にする時の侵入者を確認する用など。
防災や自然保護の目的で山林や河川に設置され、緊急時に備える使い方もされています。
今でも、自分たちの身の安全を守るための道具として活躍している道具だと言えます。
(1)盗聴器の正式名称
盗聴器の正式名称は「会話用発信機」と言います。
これは、発信機が設置された場所から離れた所でも、相対する周波数の受信機を用いて会話や音声の内容を確認するためのもの。
中には録音機能もついているものがあり、浮気調査では、後日に証拠として提出することも考慮して録音できるタイプが使われています。
基本的な仕組みは身近にあるラジオと同じです。
専門的な話になりますが、盗聴器主に「FM帯盗聴波」「VHF帯盗聴波」「UHF帯盗聴波」が使用されており、各周波数のMHz(メガヘルツ)を調整する事で、必要な会話を聞き取ります。
この電波を無断で利用する事は電波法に違反しますが、一般的に販売されている盗聴器は法令を遵守したものばかりなので、特に気にする必要はないでしょう。
参考までの話ですが、この周波数調整を逆に利用したものが「盗聴器発見器」です。
基本構造さえ理解していれば、一部の盗聴器(FM帯盗聴波仕様のもの)は一般的なFMラジオでも発見する事は可能です。
(2)盗聴器の購入方法
怪しいイメージの強い盗聴器ですが、購入方法は特別難しくはありません。
秋葉原(東京)や日本橋(大阪)を中心に専門店がありますが、通販でも購入する方法があります。
また、その際に身分証明証を提出する必要もなく、誰でも購入する事が可能。
年齢制限もないため、子供でも購入する事は不可能ではありません。
実際に購入を検討している人は、専門店に行って店員に使用方法や注意点を聞きながら購入するのがベストです。
直接、専門店に行けない方は、通販サイトを使うのが便利。
ここでも、メールや電話で問い合わせをすれば疑問点には応えてくれるお店がほとんどです。
(3) 最近ではスマホ自体が盗聴器にもなる?
盗聴器の購入に抵抗がある人は、スマホにアプリをインストールする事で同様に使う事もできます。
但し、例え夫や彼氏だったとしても、相手のスマホに勝手にインストールすることは出来ません。
(物理的には可能ですがこれは違法行為であり、仮に浮気現場の録音に成功したとしても証拠とは認められません)
現実的な使用方法としては、格安スマホを2台用意し、1台を発信機、もう1台を受信機として使います。
そして、発信機側を自室や車の中に置いておき、盗聴器と同じように使い、浮気の証拠を入手します。
目的が達成できたら、アプリをアンインストールすればそれで終わり。
経済的な負担も少なく、ゴミも出ないので便利な方法かもしれません。
相手に不審がられたら、1台は音楽プレイヤー専用やゲーム専用と言い訳しておきましょう。