●盗聴器を使った浮気調査の実例
盗聴器を正しく使い、夫の浮気を突き止めた主婦の実例を紹介します。
(1)疲れた夫を思う気持ちが逆に仇に?
まず、この夫婦について簡単な説明をします。
夫:36歳、警備関連会社の社員
妻:32歳、専業主婦およびパート
子供:10歳と8歳
住まい:持ち家
夫は仕事の特性上、どうしても夜勤があります。
夜勤明けで帰宅した日は一日中寝ているため、妻も静かに休ませてあげた方がいいだろう…と、積極的に子供を連れて外出をしていました。
その後、子供が2人とも小学校に入学した事をきっかけに、夫の夜勤明けの日はパートに出ることに。
これも、疲れた夫を静かに休ませてあげたい…という気持ちからでした。
(2)夫の態度の変化
妻がパートに出るようになると同時期に、夫が家事を積極的に行ってくれるようになりました。
特に掃除に関しては念入りで、最初は素直に喜んでいました。
しかし、寝室と浴室の掃除は「ちょっと神経質なんじゃないかな?」と違和感を感じるほど。
夫にその点を指摘すると「疲れて帰ってきているんだから、綺麗な部屋で休みたい」との返答。
一応の納得はしましたが、違和感を完全に拭う事は出来ませんでした。
(3)寝室で感じた違和感の正体
夫に対する違和感は日を追うごとに増し、特に寝室で感じる違和感は特に強いものでした。
次第に「浮気」の二文字が頭に浮かぶように…。
しかし、まさか妻の不在中の自宅に浮気相手を招く…というのも理解の範疇を超えています。
状況がはっきりしないため、モヤモヤした気持ちが日に日に強くなり、真偽を確かめたい気持ちが強くなっていきました。
そこで、まずはパートのシフト調整をして、夫の夜勤明けの時間帯に出勤を装い外出。
そのまま離れた場所から自宅の玄関を監視してみましたが、特に怪しい人の出入りも無く、夫が外出をした様子も確認できません。
次に行ったのが、業務用の盗聴器を購入し、寝室のコンセントに設置。
すると、盗聴器を設置して約1週間後に状況が一転します。
やはり、妻の留守中に浮気相手を連れ込んでいる様子が音声で記録されており、夫婦の寝室で不貞行為を行なっていたと一瞬で理解できました。
さらに会話の内容から、浮気相手は近所の主婦である事も判明。
自宅への出入り方法も、正面玄関では無く裏庭にある物置(自宅からも出入りが可能)を経由していた事がわかり、目立たないように行動していた事がわかりました。
(4)その後
音声データを夫に聞かせると、特に言い訳もせず不貞行為を認め全面的に謝罪。
離婚の意思はなかったため、誓約書を作成して一応の解決としました。
浮気相手の主婦も顔見知りの上、子供同士が同じ学校だったため、問題を大きくするのは得策ではない…と判断したようです。
これは、この主婦が盗聴器の正しい使い方を知っていた事と、洞察力に優れていたため、浮気問題を最小限に抑える事ができた好例だと言えます。
●最後に
繰り返しになりますが、盗聴器そのものに違法性はありません。
本来は「防犯/防災用品」のため、使用用途と使用方法さえ理解していれば、有益な機材です。
もし、盗聴器の導入を検討している方がいたら、ぜひ「正しい使い方」について再度確認をしてください。
上手く使いこなす事ができれば、安価かつ確実に、夫の浮気を突き止める事ができます。