次の出産への不安
初産の体験がトラウマとなり、妊娠への不安からセックスを避ける女性も年々増えています。
これは妊娠中に夫や義母から「病気じゃないんだし、もっとちゃんとして!」「毎日家で過ごせて羨ましい」など、配慮の無い言葉がストレスになっている事が多いです。
また、出産から子育てにかかる初期費用も心配しだすとキリがありませんが、切実な問題です。
まして、妊娠中に夫の浮気が発覚した場合「本当にこの人の子供を産んでいいのか?」と疑問を感じるようになります。
そのような状況下では、夫婦の愛情を確認するのは難しいでしょう。
またレアケースですが、流産や未成熟時の出産、子供に先天性の障害が見つかる…などのショックが原因で、次の妊娠を避けたがる女性もいます。
この場合は、夫側が精一杯フォローが必要不可欠になります。
そもそも夫が嫌いになった
配慮に欠けた言動や、頼りない態度。
子育てにも十分に参加しない割に、一方的なセックスの要求ばかり。
さらには無計画に「そろそろ二人目♪」と言われた日には「誰が産むと思ってんだ!?」と怒りたくなる気持ちも当然です。
このような状況が続けば、信頼関係の崩壊…というより、単純に「夫嫌い」になります。
そもそも夫嫌いの原因は日々の生活の積み重ねです。
子育てをはじめとする悩みの相談を十分に聞かなかったり、夜泣きやオムツ交換の面倒な事は全部妻任せ。
だからと言って必要最低限の収入しかなく、家計のやりくりまで任されたら…(さらに小遣いが少ないだと!?)
断言しますが、嫌われて当然です。
離婚をしないのは、経済的な理由や子供への悪影響を心配しているだけで、夫への愛情や信頼感ではありません。
夫が相手にしてくれないので、外で解消している
「産後クライシス」になる夫婦は年々増加しており、その原因の多くは夫の身勝手な態度や言動に起因します。
女性も子育てがひと段落すると、次の子孫を残すために再び女性ホルモンが活発になり、同時に以前と同じような性欲も湧き上がってきます。
そのタイミングで、本来のパートナーであったはずの夫が「父親として不適格」であるとわかれば、別の男性(優秀な遺伝子)を求めるのも自然な話。
また、夫側も妻の求めに十分に応じてくれず「魅力がなくなった」「母性を強く感じてその気になれない」などと勝手なことを言われれば、さらにパートナーとして見る事は出来なくなります。
だからと言って、現在の日本社会では配偶者がいるにも関わらず別の男性の子供を妊娠したら大問題になります。
そのため、夫以外の男性に興味を持つ女性が後を絶たちません。
多くは不倫をテーマにしたドラマ等を見る、アイドルの追っかけをする…といった代償行動で気分転換をしていますが、中には実際に浮気相手を見つけてしまう人もいます。
もちろん、浮気は配偶者に対する裏切り行為であり、容認する意図は一切ありません。
しかし、その裏側にある女性特有のメカニズムを一切無視して男性の都合を押し付けるのもどうかと思います。
妻が浮気に走る原因は夫の日々の生活態度にあると言うことは忘れないでください。
最後に
夫婦として生活を維持・発展させていくためには愛情に加えて信頼関係の構築が必要不可欠です。
現代の日本では、夫が収入を得て生活費を負担する傾向が根強く残っているため、妻が専業主婦となり、家事育児をこなす姿が自然に見えます。
しかし、家庭の維持・継続は夫婦の連帯責任であり、特に妊娠・出産・子育て・その後の一連の流れを夫婦で分担をすることはあっても、どちらか一方が過度に負担するものではありません。
相手への過度な要求は信頼関係の崩壊に繋がり、いつしか愛情は憎悪に変わります。
子育ては性差の特性上、授乳など女性にしか出来ないこともありますが、多くは平等に分ける事ができるものばかりです。
(*男性でもミルクを与える事はできますが、母乳は母親からしか出ない…という意味で、子育て全般を女性がするべきという意味ではありません。
また、赤ちゃんは母親の方に愛情を強く感じる傾向があるため、父親では役不足になる場面も多々あるのは現実問題としてあります。)
男性側も積極的に家事・育児に参加し、夫婦間のコミュニケーションも双方共にペースを合わせ、お互いを尊重する姿勢は不可欠です。
元々、妻も夫への愛情があり「子孫を残す相手としてあなたを選んだ」という事実を忘れないでください。
女性の性欲は男性とは違い、単純に欲求不満だからセックスで解消したい…というものばかりではありません。
年数を重ねても愛情を確認するためにも夫婦の大事な時間を持ちたいと思っている女性は多くいます。
しかしライフサイクルの中で、それよりも優先しなければならないタイミングがあるだけで、決して夫婦関係を軽く扱っているわけではありません。
しかし、その真意が伝わらないと、夫をパートナーとして見れなくなったり、逃避行動として浮気に走る人がいるだけの話です。
産後のセックス再開は非常にデリケートな問題で、男性側の一方的な都合で話を進められると女性は身心共に深く傷つきます。
だからと言って、神経質になりすぎる必要もなく、妻のペースに合わせることを最優先に考え、軽いスキンシップから始めるとよいでしょう。
(元々、妻も夫を毛嫌いしていたわけではありません)
それでも再開が長引く場合、面倒でも夫婦間で話し合いをする事を強くオススメします。
場合によっては、専門家も交えて真剣に相談する事を検討してもよいでしょう。
それは大切な家族を守るためのコミュニケーションという意味があり、愛した女性を守るための男性としての役目でもあります。