夫の「父親」としての態度に不満がある

よく夫は「子育てを手伝う」と言いますが、妻からしたら根本的に間違っている！と言いたいです。
子育てを手伝うのではなく、子供の父親として主体的に子育てに参加するのが当然の話。
当事者意識に欠け、まるで「子育ては妻が全部やるのが当然」と振る舞われれば面白くありません。
確かに、仕事をして生活費の多くを稼いできてくれている事はわかりますが、だからと言ってそれを言い訳にされるのも困ります。
（夫婦によっては共働きの家庭もあり、仕事と育児の掛け持ちをしている妻に全てを求めるのは明らかに間違っています）

巷では子育てのために男性も育休を取ったり、積極的に育児教室に通う「イクメン」が増えているにも関わらず、我が夫は何もせず…。
そうなると、パートナーとして夫を見る事が出来なくなります。
当然、セックスの先には妊娠→出産があるため、女性は本能的に意図しない男性を避けるようになります。

大きな長男とはセックスする気になれない

パートナーとして認識できなくなると「大きな長男」と揶揄されるように、夫も子供として見るようになってきます。
また、子供が生まれた事で「夫も赤ちゃん返り」してしまう事例もあり、これが火に油を注ぐことになります。
ただでさえ手のかかる我が子がいるのに、さらに夫にまで甘えられてきたら…。
現在は核家族化が進み、ワンオペ育児も当たり前の時代。
妻が負担する、子育て＋家事の労力は昔の比ではありません。
育児＋家事＋夫の面倒＋夜の相手…なんて、全てこなすのはどう考えても無理でしょう。

人並み以上に稼いでいて、家政婦を雇って家事の負担分だけでも減らしてくれたり、月１でも子供をベビーホテルに預けてレストランでディナーを楽しませてくれるなら問題はないでしょう。
それも出来ないで、ただただ甘えられると「役立たず」という烙印が押されてしまいます。

女として見られないショック

出産後、女性の体型は変化するのが自然な事です。
また、日々の育児や家事で、以前のような手の込んだ化粧やファッションに気を使う事も難しいのも仕方がありません。
それを十分な家事・育児への参加もせずに「昔のような女らしさが無くなった」と言われても「そりゃそーだ！」と返事をするのが精一杯でしょう。
テレビでは「美人ママ」と呼ばれるような素敵な女性が特集されていますが、それは画面の向こうの話。
（もっと言うと、テレビに出るような美人ママの夫は会社の役員や経営者ばかり…というと喧嘩になるので言わないようにしているだけ）

こちらの状況も考慮せずに一方的に美化された思い出やテレビの中の理想的なママと比較されても、応えられるわけがありません。
妻として、母親としての喜びや責任は強く感じても、女性はいつまでも女性でいたいものです。
それを全否定された時のショックは計り知れず、夫をパートナーとして見る事もできなくなってしまいます。

そのタイミングで自分を「女性」として扱ってくれる男性が現れたら？
なにも間違いが起こらなかったとしても、決して悪い気はしません。

再開のタイミングがわからなくなってしまった

妊娠から出産、その後の体調が安定する期間を含めると、約１年近く物理的にセックスが出来ない時期があります。
加えて、子供がある程度成長するまでの間は人間の本能で性欲がセーブされ、子育てに集中するための大事な時期もあります。
その期間も考慮すると約２年はセックスに対して積極的になれなくても、それは自然のメカニズムです。

その間に、夫との関係に距離感を感じるようになってしまい、妻自身もその気になっているのにどうやって誘っていいかわからなくなるケースがあります。
また、セックスから遠ざかっている間に、夫が趣味に夢中になっていたり、場合によっては浮気をしていたため妻との時間を過ごす気が無いというパターンも。

また、子供が生活の中心になり、夫とのタイミングより子供を優先してしまうのは、母親として当然の話。
そうこうしているうちに「いつ再開すれば良いのかタイミングがわからない」と、セックスレスになってしまった…という相談は年々増えています。