セックスレスにならないために
日頃のスキンシップ
夫婦がセックスレスに陥る前段階に「スキンシップの不足」があります。
日頃からキスをしたりハグをする習慣がある夫婦は妊娠や出産、多忙のためすれ違いがあっても、夫婦関係が壊滅的に悪化することは少ない傾向です。
また、日頃から「ありがとう」「好きです」等の相手の存在を肯定する言葉を掛け合っているのも効果的。
夫婦関係が険悪になり、セックスレスに発展する原因は、相手への信頼感の消失がほとんどです。
例えセックスが出来ない状況になっても、キスやハグぐらいは照れずに行うと必要があります。
非言語コミュニケーションの重要性
セックスレスの原因は、夫婦間の「慣れ」「飽き」「甘え」など、必要な緊張感が失われている事に起因します。
結婚前の恋人同士だった時期は、会えば普通にセックスをしていたでしょう。
その時の気持ちを思い出して…、というと安っぽく聞こえますが、実はこの意識改革がセックスレス防止/解決の第一歩なのです。
巷では「夫婦間でしっかり話し合って…」とアドバイスをする人もいますが、これには賛同できません。
「慣れ」「飽き」「甘え」の状態で下手に当事者だけで話し合いをすると、相手が面倒臭がってしまい、話が進まない危険性があります。
もちろん、話し合いは大事ですが、もっと大事なのは「ボディーランゲージ(身体言語)」などの非言語コミュニケーションです。
日頃から愛情と感謝の気持ちを態度で表現する事で、話し合いの下地を作り、問題解決の糸口を探ります。
まとめ
セックスは単純な子作りの作業ではなく、夫婦の愛情を確認し豊かで健康的な生活を営んでいく上で欠かせないコミュニケーションです。
しかし、そのコミュニケーションが上手くいかない期間が続くと次第にセックスレスに陥り、それがさも当たり前のようになってきます。
しかし、人間の本能として性欲が無くなる…という事は無く(病気や精神的な問題がある場合を除く)溜まったストレスは必ずどこかに向かっていきます。
通常の人なら理性が働き、問題を解決するために努力や工夫をします。
中には、趣味や仕事に打ち込んでリスクの高い不倫に陥らないように自分なりに感情をコントロールしているものです。
ところが、溜まったストレスのはけ口を不倫で補おうとする人も存在し、その数は増加傾向…という調査結果も。
(これは、SNSの普及等で出会いの場や連絡手段が多様化した事も要因になっています)
もちろん、不倫はする方が絶対的に悪い…と判断されますが、そこに至るプロセスを考えると、双方に責任が全く無い…とは言い切れません。(不倫を擁護する意図はない事、念のため)
パートナーが不審な行動を起こす時には、必ず前段階の前兆があります。
気になる点が増えてきた時には、相手の行動を見極めると同時に自分の日頃の振る舞いも振り返ってみてください。
必ずそこに問題解決の糸口が見つかるはずです。
それでも1人で悩んで抱えきれそうにない…と思った時は、専門家に相談することも選択肢の一つです。