浮気を許すのがいい女なのか?

カテゴリ:浮気・不倫
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2019.4.21

世の中には、「女遊びは芸の肥やし」「男は浮気する生き物」など、男性の浮気に対してある程度の理解を示す声も少なくありません。
以前ロンドンブーツの淳さんの結婚会見で、「淳さんが浮気したらどうしますか?」という記者の質問に対して奥さんが「一緒に反省します」と回答したときには「出来すぎた奥さんだ」と話題になったことがありました。
また、芸能界でいうとその他にも三田寛子さん然り小川菜摘さん然り、夫の浮気を許して余裕のある対応をすると「できた妻だ」と称賛されてきました。
このように世間では、浮気は断固許さない派の女性よりも、遊びの浮気くらいは許すというスタンスの女性の方が“いい女”と称されることが多いのです。
しかし果たして本当にそうなのでしょうか?許せない女性は心が狭いのでしょうか?
そこで今回は「浮気を許すのがいい女なのか?」についてみていきましょう。

浮気を相手だけのせいにしない姿勢は必要


冒頭に書いたロンドンブーツの淳さんの奥さんは、「夫が浮気をしたら一緒に反省します」と言いました。
これはつまり浮気をした相手にも反省を促すと同時に、浮気させた自分も一緒に反省するということ。
この、全てを相手のせいにしない姿勢は大事です。
浮気をされると「ありえない」「許さない」と相手を一方的に責める女性がほとんどですが、「なぜ彼は浮気をしたのか?」「浮気をさせた原因は自分にもあるのでは?」と考える必要もあります。
もちろん基本的にはパートナーがいる身で浮気をして彼女や妻を傷付けた男性が全面的に悪いことに間違いはありません。ただ、お互いが100%相手を想い合っていたら彼が浮気に走ることもなかったはず。
パートナーである以上、浮気された側に責任はなかったとしても、双方に原因はあるのです。
これは自分を責めるということではなく、男性が浮気したことに対して客観的に彼女側・妻側としての反省点についても考えてみる視点が必要だということ。
浮気されたという事実だけにスポットを当ててひたすら相手を攻撃しても、おそらく心から相手を許すことはできません。形としては仲直りをしたとしても、結局相手のことを信じられなかったり、いつまでも心のどこかにトラウマとして残り続けることになります。
つまり浮気をされたときに、相手の男性だけに責任を押し付けるのではなく自分自身に対しても「なぜだろう?」と問いかけることは、ひいては今後の二人の関係を上手くいかせることにも繋がるのです。
無条件で浮気を許す女性がいい女なのではなく、許す許さないは別として、原因を自分自身にも問いかけてみる客観性と冷静さを持つことができる女性が“いい女”の条件のひとつと言えるでしょう。

“原因”は自分にあっても“責任”は彼にある


浮気をされたことに対して自分自身にも原因を探ってみる必要があると言いましたが、それはイコール浮気を許すことには直結しません。
「最近冷たい態度をとっていた」「セックスを拒否してばかりだった」など、あなたのなかで相手の男性が浮気に走ってしまった理由に心当たりがあるかもしれません。
かといって「じゃあ私が悪かったんだ」と自分のせいにする必要はありませんし、そう思考してしまうのは間違いです。
浮気は、あくまでした側に責任があり、された側に責任はありません。ただ、された側にも“原因”はあります。

この“責任”と“原因”をはき違えてしまう人が多いですが、このふたつは同じように見えて全くの別物です。
カップルであれ夫婦であれ、お互いだけを見続けるというのは当たり前かつ守るべき前提ですよね。
しかし、人間ですから、パートナー以外の人に好きという感情を抱くことは仕方のないことであると言えるでしょう。
ただ、パートナーという関係を築いている以上、もし他の人に目が向いて相手への気持ちがなくなってしまったのであれば、今の彼女や奥さんとは別れるか、好きな人への気持ちを諦めるかの選択をする“責任”があります。
その責任を放棄したから浮気という状態が生まれるわけです。
浮気をされた彼女や妻は、相手の心変わりを責めることはできませんが、相手の「選択をする責任の放棄」については追及する資格があります。
例えば、あなたが冷たい態度をとっていたことが原因で彼氏や夫が浮気したとしましょう。
たとえあなたの冷たさが“原因”であったとしても、相手の男性はその冷たさに不満や不安を抱えていたのであれば、浮気ではなく解決か別離をいう選択をする責任がありました。にもかかわらず浮気という逃げ道に走ったことについては全面的に彼に非があります。
相手の男性が浮気をした原因を把握し、反省すべき点があるのなら反省したうえで、「相手の男性が責任を放棄したことに対して許すことができるのか?」をいまいちど自分自身に問いかけてみましょう。
そこで「やっぱり許せない」と思うのであればそれはそれでいいことです。
決して、「許すこと=器が大きいい女」というわけではありません。
原因も把握おらず、自分自身を顧みることもせず、ただ「彼のことが好きだから」「ひとりは嫌」「別れたくない」という理由で浮気を許すのはいい女でもなんでもなく、むしろ考えなしです。

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