家庭内で起きてしまうDV(ドメスティック・バイオレンス)ですが、未だに増え続けているそうで、被害に合われている方にとっては、とても深刻な問題です。夫や妻のDVに悩まれている方、別れたいと考えている方に向けて、特徴や対処法をまとめていきましょう。
DVとは主にどんな行動?
主にどのような行動をDVというのか見ていきましょう。
暴力を振るう
まず、DVと聞くと1番に思いつくことは暴力ではないでしょうか。
顔を殴ったり、体を蹴ったりといったように、全身に痣を作ってしまうほどの力で相手を痛めつける行為です。
また、熱湯をかけて火傷を負わせたり、タバコの火を体に押し付けたりというように、とても危険な事件も未だに多くあるのです。一度受けた暴力によって、心の傷は簡単に消えることはありません。
残念ながら被害を受けた方の中には命を落としてしまった方もいるのです。
罵声をあげる
DV=暴力を振るうというイメージを持たれる方は多いかと思いますが、暴力だけではけしてありません。
罵声をあげることもDVの行動の一つです。存在を否定し、嫌味なことを並べ立て、相手を馬鹿にするような事を大きな声で怒鳴りあげるのです。
相手に精神的なダメージを与えますので、 毎日毎日罵声を浴びせられ追い詰められてしまえば、少し大きい音がするだけでその場から動けなくなってしまうということも当然起こりうるのです。
物に当たる
次に、暴力とは別に物に当たる行為もDVの行動となります。家にあるものを辺り構わず投げ壊してしまい、日常生活の中でやたらと物に当たるのです。
大きな音を出す行為というのも、相手にとってはかなりストレスとなります。
例えば、食器を洗う際、優しく洗えば小さな音で済みますが、乱暴に扱ったりするとガシャガシャと大きな音がして、その音がする度に相手は恐怖を感じるというのです。
同じように、冷蔵庫やドアなども開け閉めする際に大きな音を出すというところで、相手を苦しませてしまう行動となります。
ほとんどの場合、自分では気づかないことが多く、知らぬ間に相手を追い詰めている可能性もあるので、そういった態度は気を付けることも大切になってくるのです。
家に閉じ込める
相手の行動を監視する目的として、家に閉じ込めるという行動もあります。
家の中に監視カメラを設置して、一日の行動をいつでも見ることができるようにしていているのです。これは異常な行動です。
そもそも監視カメラというものは家の外に設置して、防犯のために活用するものです。
さらに家族を監視するという行為は、とても正常な行動とは言えません。
さらに、家の中に閉じ込める点でいうと、あえてお金を渡さずに周りとの付き合いを制限させるということもあります。
自由に使えるお金がなければ、外に出る理由もなくなってしまうので、相手が人と会う機会さえも奪い、自由を与えないようにするのです。
性行為の強要
自分の意思とは関係なく、性行為を強要される事もDVの行動の一つとなります。
無理やりレイプ行為をしたり、避妊をしなかったり、カメラで撮影をしたり、録画をして記録していたりという行為が実際に行われているのです。
相手は抵抗したくても力ずくでやられてしまうと拒むこともできなくなります。
いくら夫婦であっても意思はありますから、自分がしたくないときに強制的に迫って来られるのは恐怖でしかありません。
最終的に応じなければ、また酷いことをされるという思いから、応じずにはいられなくなるのです。とても苦しみ精神的に深く傷付く行為なのです。
無視をする
無視をするとういう行動は、相手が存在しないと言っているようなものなのです。
喋ることもせずに、相手をひたすら無視し続け、会話もなくなっていけば相手はどんどん追い詰められてしまいます。
自分の存在価値がなくなっていくので、次第に言葉を発することもしなくなってしまうのです。
いかに会話をすることがとても大切だというのことがわかります。