子どもは欲しいけどセックスレスの状態というジレンマに悩む夫婦は少なくありません。
気分が乗らなかったり、相手に拒否されていたり、原因はそれぞれですが、セックスしないことには子どもを授かることはできません。
「じゃあセックスしよう」となれば話は早いですが、セックスレスの状態から抜け出すのはなかなか容易ではありません。
そこで今回は子どもが欲しいのにセックスレスという場合の対処法についてみていきましょう。
子どもが欲しい気持ちは共通?
まず確認すべきなのは、「子どもが欲しい」という気持ちは二人とも共通して持っているのか?という点です。
夫婦のどちらかは子づくりへの意欲があったとしても、もう一方が前向きな姿勢でなければ、その温度差はセックスレスに拍車をかける大きな原因となり得ます。
自分だけ、もしくは相手だけの気持ちが先走っていないか?お互いが子どもを欲しいと思っているのか?は前提としてきちんと確認しておきましょう。
昨年、かつてフジテレビの人気バラエティ番組「あいのり」に出演していた桃というブロガーが、セックスレスが原因で離婚をしたと発表して話題になりました。
ブログの記事で「夫婦の仲はよかったものの、子どもが欲しいのにセックスレスという状態に耐えられずに泣く泣く別れを選択した」と赤裸々に語っていました。
当時まだ33歳という若さでしたが、絶対に子どもが欲しいと思っている彼女はこのままセックスレスの状態が続くのであればどんどん出産するチャンスを逃していくことになると考えたのです。
女性の場合、出産には年齢的なリミットがあります。
最近では高齢出産も珍しくなくなってはきているものの、やはり年齢が上がるにつれ出産のリスクが高まるという事実は否めません。
そのため、絶対に子どもが欲しいのであれば計画性が必要になることもあるでしょう。
例えば今現在40代でセックスレスが続いているけど絶対に子どもが欲しいということであればすぐにでも子づくりをするか、夫との間に希望が見られないのであれば別れという道を選ぶなど、とにかく早急に手を打つ必要があります。
どんなに「今すぐ子づくりを始めないと出産が厳しくなる」と説得を試みたとしても、もし夫側に子どもをつくる意欲がないのであれば全く響かないでしょう。それどころかそのプレッシャーからもう二度と二人でセックスができなくなるかもしれません。
更なるすれ違いを生み出さないためにも、まずは夫婦共通して「子どもが欲しい」という気持ちを持っているのかのすり合わせをきちんと行うことが大切です。
セックスするタイミングを正確に把握する
妻・夫ともに子どもが欲しいという気持ちが共通しているのであれば、お互いにセックスレスを解消するという目標を立て、実行に移す必要があります。
子どもをつくるためのセックスに義務感を感じて余計に気持ちが離れてしまうというのはよく聞く話ではありますが、しかし入り口は義務感だったとしてもとにかく関係を持たないことには始まりません。
「お互いに子どもが欲しい→セックスは不可欠→お互いがセックスレスを解消しようという意識を持つ→計画的にセックスをする」この流れが成立しなければ問題を解決することはできません。
妊活の始めは基礎体温を測ることというのは広く知られたことですが、最も妊娠しやすい時期を把握してそれに合わせてセックスをするというのも欠かすことのできない要素です。
「妊娠のために義務的にセックスする」と捉えるのではなく、「共通の目的のために共に最善を尽くす」と前向きに考えて計画を立てていきましょう。
妻側から「この日あたりが妊娠しやすいみたい」と伝えれば夫もその期間に意識を向けることができます。
ただ単純に「子どもが欲しいけどセックスレス…どうしたらいんだろう…夫は協力してくれるかな…別れた方がいい…?」と一人で考えていても問題は何も解決しません。
向かうべき方向が明確になったのであれば、その目標達成のための最短ルートを計画するのは恋愛や婚活、妊活、仕事などジャンルに関係なく当たり前のことです。
自分の身体について知り、子どもをつくるという目的のために積極的かつ前向きに挑んでいきましょう。