あなたは盗聴されている?盗聴器の発見のしかた

カテゴリ:結婚
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2019.2.28

昨今、通信機器の発達で盗聴は昔以上に身近な問題になりました。
以前のように探偵モノのドラマや映画の話だと思っていると、実は我が身にも…となっても不思議はありません。
日常生活に潜む盗聴の影は、あなたの生活に大きな被害を与える可能性があり、もはや他人事とは言えません。
盗聴器やボイスレコーダーなどの代用品も一般的に市販され、誰でも簡単に購入する事が可能。
安価で高性能な製品も増えています。
では、なぜ盗聴をするのか?
盗聴されるとどんな被害があるのか?
また、盗聴器を発見する方法と発見後の対応はどうすればいいのか?
事例を交えながら解説していきます。

盗聴をする動機について


そもそも、なぜあなたが盗聴のターゲットにされてしまうのか?
まずは、盗聴を行う側の動機からその理由を考えてみます。

あなたの行動を監視したいから

特定の人物の行動を監視したい理由もいくつかありますが、主な理由を挙げると
・浮気調査
・ストーカー目的
・個人情報入手のため
などが代表例です。
この中で最も多い動機が「浮気調査」ですが、仮にあなた自身に浮気の心当たり場合は、自業自得…と思い、今すぐ生活態度を改めてください。
厄介なのは、潔白なのにも関わらず、あなたが特定の人の「浮気相手ではないか?」と疑われて盗聴器を仕掛けられてしまう事。
事実無根にも関わらず、一方的な嫌疑だけでプライバシーを侵害されるなど許される事ではありません。
さらに、盗聴器を仕掛ける…となれば、器物破損や不法侵入の罪も付随してきます。
浮気をされた側の事情を察したとしても、それを理由に第三者の平和な生活を侵害して良い理由にはなりません。
さらにエスカレートするとストーカー行為や、悪用を前提に個人情報を入手する目的の盗聴に発展します。
ストーカーは刑事事件に発展する可能性が高く、最悪の場合、命に関わる問題にもなります。
悪用を前提に個人情報を入手は空き巣に入る事前準備が多く、他には近所のトラブルが原因で、特定の人の弱みを探る目的や嫌がらせ目的で盗聴器を設置する人もいます。

機密情報入手目的

個人情報入手目的と重複する点もありますが、これはさらに犯罪性が高くなります。

研究機関や中央省庁の関係者、株式に精通している人などの自宅や事務所を狙い盗聴器を設置。
競合他社のオフィス内に盗聴器を設置し、企業秘密を盗み出す手口もあります。
そこから自分に有利になる情報を入手し、不正に利益を得るための材料にするためです。
一般の人には無関係にも感じる内容ですが、これも他人事ではありません。
どんな仕事であれ企業秘密というものはあり、その情報は事業を行う生命線になり得ます。
実例として、某キャバクラの従業員宅に盗聴器が仕掛けられ、その犯人は同業他店舗の従業員と判明した事がありました。
目的は他店のイベント情報や従業員の動向を事前に入手するため。
盗聴されていた側も「下っ端のスタッフなのに!?」と驚いていましたが、逆に幹部スタッフよりもガードが甘い…と見抜かれてしまったようです。
日常の電話連絡や、友人との世間話(主に仕事に対する不満や人間関係等)を盗聴する事でターゲットとなる店舗の動向を把握。
集めた情報に基づき、先行して動く事でライバル店を出し抜いていた…と判明しました。

ただの興味本位

件数的に最も多く、近年の盗聴器発見調査の結果を見ると飛躍的に増え続けている事例です。
これは、盗聴をして何かを得ようとしているのではなく、盗聴行為そのものが目的のパターン。
盗聴を行う側は「盗聴器を使ってみたい!」というだけの理由でしかなく、盗聴した音声データ等もラジオを聴いている程度の感覚でしかありません。
「盗聴器を仕掛けやすかった」という理由だけで相手を選んでいる事が多く、割と身近な人が犯人だったりする事も多い例です。
これは明確な目的が無いため放っておいても実被害が及ぶ可能性は低いものの、だからと言って気にしない…というのも無理な話。
第三者の娯楽のために私生活を公開するなど、理不尽極まりない話です。

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