あなたは盗聴されている?盗聴器の発見のしかた

カテゴリ:結婚
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2019.2.28

これって盗聴?盗聴器が仕掛けられた兆候


盗聴器が仕掛けられた部屋には、その形跡や兆候があります。
もし心当たりがある場合や、不審な気配を感じる事があった場合、一度は盗聴器発見調査を行なった方が良いかもしれません。

ラジオや電波にノイズが入る

盗聴器も電波を使って音声データを発信しているため、同じような電波を使う家電と干渉を起こす事があります。
特にラジオは雑音や混線を起こす事が多く、これは同じ周波数であるFM波を使っているタイプがあるため。
一定の周波数に合わせた時に限り、他人が世間話をしているような音声が混じる事があれば、近くに盗聴器がある可能性が高くなります。
但し、これは盗聴器のタイプによって差が生じるため、中にはまったく家電と干渉しないものもあります。(ボイスレコーダー等の電波を用いないタイプなど)

また、周囲に電波等や飛行機の航空経路があると強い電波に干渉されて雑音がはいるだけ…というパターンもあるので「雑音が入る=盗聴」「雑音が入らない=安全」と決めつけるのは軽率です。
あくまでも判断する材料の一つとして覚えておいてください。

覚えのない家電を動かした形跡/不審なテーブルタップ

「テーブルタップ型」と呼ばれる盗聴器を使った手口は、取り扱いも簡単なため件数的にも多い内容です。
これは、コンセントの周辺(または内部)にテーブルタップに模した盗聴器を設置するだけのもの。
家主が目を離した隙に、自宅に上がり込んだ人(知人・業者・交際相手等)が堂々と設置している例も少なくありません。
特徴的な点は、掃除をした覚えもないのに家具・家電を動かした形跡がある事に加え、コンセント周辺にホコリが無く不自然にキレイな事。
これは、盗聴器設置時にコンセント周辺を触る必要があるためです。
これらに加え、買った覚えのないテーブルタップがあった場合は要注意のサインとなります。

個人情報が漏れている気配がする/家の近くで不審者を頻繁に見かける

これは盗聴をされている可能性が高く、早急に対策を取るべき内容です。
個人情報が漏れている場合、私生活の行動パターンが漏れている事も意味し、仕事や外出中を狙って不審者が自宅に出入りしている事も考えられます。
また、家の近くで不審者を頻繁に目撃する…という事は、ストーカーに付きまとわれている可能性も否定できません。
盗聴を目的とした不審者の中には、リモコン式盗聴器(遠隔操作で電波のON/OFF切り替えができるもの)を使用している事もあります。
その場合、盗聴器から発信した電波を傍受するため、設置場所から半径約50mに近く必要があり、自然とあなたの自宅周辺をうろつくことになります。
この他に、盗聴の目的が特定の人への嫌がらせや興味本位のいたずらだった場合、無言電話や怪文書の投函などの行為にも繋がります。
これは盗聴で得た情報を使って相手が怖がる反応を見て楽しんでいるだけの悪質な行為です。
仕事関係者にはした覚えのない話なのに、第三者が知っている。
自分の生活パターンが誰かに把握されているようで、自分しか知り得ない秘密が漏れている…。
この場合、毅然とした態度も必要にはなりますが、犯人を刺激しない事を優先に考えるべきでしょう。
専門家に依頼し事実関係を明確にした上で、警察に届けを出す(まずは不法侵入の疑い)方法が現実的です。

盗聴器の探し方


自分の部屋や所持品に盗聴器が仕掛けられている可能性が高いと感じるなら、早急に盗聴器の有無をチェックするべきです。
専門的な業者に頼むのが確実ですが、盗聴器発見調査をレンタルする方法もあります。
予算や手間、確実性をトータルで考えて、自分に合った方法を選んでください。

専門業者に依頼する

盗聴器に関する専門知識と経験を積んだプロに依頼すれば、自分たちで盗聴器を探すより迅速かつ確実性は高いです。
盗聴器にも色々なタイプがあるため、その全てに対応するのは素人には不可能です。
中には「盗撮」も含めて調査を行なってくれる業者もあります。
またプロに頼む利点は、盗聴器を発見後の対応についてアドバイスをくれる事。
犯人側も設置した盗聴器に異変があると解れば、再び設置を試みるか回収目的で住居に侵入してくる危険性があります。
その予防策を予めわかっていれば、再発防止に繋がります。
費用の目安は5万円前後の所が多いようです。
但し、注意点として悪質な業者もいるため、信頼と実績のある業者に依頼しましょう。
時々、訪問販売のような形で「こちらのお宅から盗聴器の電波を傍受したので〜」とアポ無しで来る業者は一旦お断りしたほうが無難です。

レンタルして自分で調査する

1番のメリットは調査費用を安く抑えられる事です。
費用の目安は1日2000〜5000円の価格帯で、プロが使うものと同等の盗聴器発見器を使うことができます。
その反面、調査結果は自己責任になります。
最近の盗聴器発見器は性能も良く、操作も簡単にはなっていますが、盗聴電波の全てを網羅しているわけではありません。
中には電波を発しないボイスレコーダー型の盗聴器や、違法電波を使われていた場合などは一般的なレンタル品では対応しきれません。
「お試しで使ってみたい」「プロに頼むのは高額になるのでまずは自分で」という方にはオススメの方法です。
また「以前に盗聴された経験があるので念のため」「企業秘密を扱う会社の定期チェック」などには便利でしょう。

日頃からの自衛策も有効

テーブルタップ型の盗聴器に限定される対策ですが、電源タップの背面や電源コードにマーキングをしておく方法も有効です。
ある会社の事務所では電源タップにナンバリングがしてあり、定期的にチェックをする事で不審なものが事務所内に侵入しないように予防しています。
これは、以前に盗聴器を仕掛けられた反省から始めた自衛策ですが、ナンバリングをするようになってから盗聴器の被害は無くなったようです。
もちろん、自宅にも応用する事もできるので参考にしてください。
この「日頃からの整理整頓」が習慣になれば、家具や家電が不自然に移動していた時にいち早く気がつく事ができます。

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