社内不倫をしている人を懲戒処分にできるの?人事担当はこうやって対処してきた

カテゴリ:浮気・不倫
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2019.5.5

恋愛は自由…と言いたいですが、それも人として最低限の常識を踏まえた上での話。
ドラマや小説の中での不倫なら純愛として扱うこともできますが、現実的にそれをしたらアウトです。
まして、職場で不倫をするなど迷惑極まりない行為です。
社内不倫の影響は当事者やその家族だけでなく、他の社員や取引先、社外での評判にも繋がる問題です。
本人達は軽い気持ちかもしれませんが、その影響は想像以上に大きいもの。
人事担当が神経質になって社内不倫に対処するには相応の理由があるからです。
では、人事担当は社内不倫にどのように対処しているのでしょうか?

社内不倫カップルはこう見られている


男女が日常的に顔を合わせていれば、恋愛関係に発展するのは自然な事です。
職場もその例外では無く、仕事を通じて知り合い結婚をした人達もたくさんいます。と、同時に不倫関係の温床になりやすいのも事実。
古くは平安時代の書物からも社内不倫と思わしき記述を読み解く事もできるため(良し悪しは別ですが)これは無くならないもの…と割り切るしかありません。
社内不倫をしているカップルの多くは「自分たちだけは大丈夫」と思っているようですが、はっきり言ってバレています。
では、周囲からはどのような目で見られているのでしょうか?
実際に不倫関係だった、責任者(上司/40歳、男性、既婚者)と事務員(部下/25歳、女性、独身)を例に解説をしていきます。

(1)一緒に仕事がやりづらい…。

本人達は上手く隠しているつもりでしたが、二人の態度からその関係はバレバレ…。
最低限の仕事はしているうちは業務に大きな影響はなく、黙認することはできましたが…
・同じミスをしていても、不倫相手の女性事務員は許されるが、他の人には容赦がない。
・上司の出張に合わせて女性事務員も同行させる/同じ日程で有給を取る
などの行動が目立つようになり、職場の雰囲気は徐々に悪化。
元々、仕事ができるタイプの上司だったので一緒に仕事を続けていきたい気持ちもありましたが…。
不倫関係に反比例して、他の部下のモチベーションも業績も急降下。
しかし、当の本人達はその原因が自分達にあるとは気付かず(気付いていても認めていないだけ?)責任転嫁をするばかり。
結果「この上司の下で働きたく無い!」と感じる人達が増えはじめました。

(2)どうしても信用ができない

この上司の社内評価は「信用に欠ける」と言われるようになりました。
不倫は人としてのモラルに欠ける行為であり、同時に重大なルール違反です。
見方を変えれば「欲求を理性で抑えられない人」という扱いになり、そんな人に重要な仕事を任せられないのも当然の話です。
そのため、社内で大きなプロジェクトがあっても不倫をしている上司が抜擢される事は無く。

部下からあるべき業務内容の報告・連絡・相談も「ホントにこの上司で大丈夫?」という不安から、肝心なところは別部署の責任者に相談がされるようにもなります。
別部署の責任者からすれば「なんで他の部署の仕事の面倒をこっちで見なきゃいけないの?」と憤慨して当然の話。
時には部外秘とも思える内容が見受けられれば、こっそりアドバイスをするわけにもいきません。
砕けた言い方をすれば「余計なしわ寄せをこっちにしないでくれ!」と言いたくなる話です。
さらに「不倫が奥さんにバレたらどうするの?」という時限爆弾とも言える不安要素を抱えた状態。
退職金を慰謝料に充てるため自主退職をする前例は数え切れません。
極端な話「いついなくなるかわからない人間に、重要な仕事は任せられない」という扱いになります。

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