妻という立場に甘んじないこと
実際にサレ妻としての心境や状況をネットに書いている人の文章を読んだことがありますが、多くの人に感じるのが「これは浮気されるだろうな」ということです。
ネット上ですから顔が見えるわけではないですし、どんな外見かは分かりません。もしかしたらすごく美人なのかもしれません。
ただ、そんなことは関係なくサレ妻に共通しているのが、とにかく「妻という名目に絶対的な安心感を持ちすぎ」ということです。
浮気をされていたことが発覚したあとであっても「結局夫は妻である私の元に戻ってきた」「浮気相手は捨てられて当然」「夫婦の絆をなめないでほしい」などと自分が浮気され
たという事実は棚に上げ、浮気相手への批判と自分たちの関係性のアピールを書き綴っている人が多いことに気付きます。
浮気をされて傷ついたことは分かりますし、浮気相手に嫌な感情を抱くのも分かります。
しかし、こういった文章からも、「夫婦であること」を絶対的な盾にしていることが読み取れます。逆に言えば、それしかないのです。
法律的に夫婦であることは大きなことですが、所詮は紙一枚で約束された関係です。
心のどこかでそういった危機感を抱いていないと、妻や家族という形にあぐらをかいて大切なものを失うことになりかねません。
妻であっても、家族であっても、関係はいつでもどのようにでも変わる可能性があるということ。人の気持ちに絶対はないのだということ。
そのことを理解して、家族であることに感謝をし続けなければ、サレ妻になる将来もそう遠くはないなんてことになるかもしれません。
おわりに
男女ともに不倫経験のある人の割合は決して低くはありませんし、いつ自分がサレ妻、スル妻になってしまうかも分かりません。
どんなに頑張っても相手の気持ちが変わってしまうことがあるのも事実です。
しかし中には自分の対応次第で変えられること、防げることもたくさんあります。
夫に浮気されないためにできることは、そんなに大変なことでも無理なことでもありません。
妻という立場にあぐらをかかず、相手に対する感謝を忘れない。そして外見に気を遣う意識も持ち続ける。基本的にはそういった意識の面だけです。
「うちはラブラブだし」「私の夫は大丈夫」「サレ妻とかかわいそう」などという他人事感満載の感覚でいては、その分あなたもサレ妻になる可能性も上がります。
必要以上に心配しすぎたり相手を縛り付けることは逆効果ですが、夫婦であっても元々は他人であるという適度な緊張感を持つことが、サレ妻にならないための必須条件といえるかもしれません。