仮面夫婦が元の仲に戻るためすること

夫婦の会話がなかったり、別居していることに危機感を感じてはいるが、結婚当初のような仲のいい夫婦に戻りたいと思っても、いったいどうすれば元にもどれるかわからないですよね。

それでは仮面夫婦が元の仲に戻るためのきっかけについてご説明していきます。

挨拶から始めてみる

いままでなかった会話をいきなりするのは難しいので、まずは「おはよう」や「ただいま」といったような簡単な挨拶から始めてみるとよいです。

また、「お疲れさま」や「おかえり」といったような労いの言葉をかけてあげると、相手も嫌な気持ちにはなりません。

家庭内で会話がなくても離婚をせずに仮面夫婦として続いている場合、手続きが面倒ということもございますが、お互いにまた元の夫婦生活に戻れるかもしれないという期待をもっている可能性もございます。

そのきっかけとして、挨拶をするのは非常に有効です。

夫婦カウンセリングを受けてみる

夫婦の問題は夫婦で解決するのがよいのですが、仮面夫婦の場合は会話がなかったり、面倒なやりとりすらもしたくないことが多いので、そういった場合は夫婦カウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。

夫婦カウンセリングとは、臨床心理士が夫婦の問題に対してアドバイスをしたり、問題解決の手助けをするためのカウンセリングです。

夫婦で受けるのが好ましいのですが、相談することができなかったり、拒まれたりした場合は、1人でもカウンセリングを受けることが可能ですので、仮面夫婦からもとの夫婦に戻りたい方は一度相談してみましょう。

円満調停をしてみる

円満調停とは、もとの夫婦に戻るための話し合いの場として、家庭裁判所の調停手続きを行うことです。

お互いの顔を見ながらの話し合いだと、普段思っていることもなかなか言えないのですが、調停委員が仲介してくれるので、本音で話すことができます。

調停委員は仮面夫婦となった原因や問題点、改善点などを探ってくれますので、調停の結果次第ではもとの夫婦関係に戻ることができるかもしれません。

離婚前にしておくとよい3つのこと

仮面夫婦を何年もしているし、別居もしているのでほとんど一人暮らしと変わらない生活か、子どもたちとだけで住んでいるので、離婚してもほとんどなにも変わらないと思ってはいませんでしょうか。

離婚をすることで、いままで安定してあった収入源がなくなってしまいますし、持っている財産のことや、今住んでいる家の処理、子どもの転校などについても考えておく必要があります。

子供の養育費についてルールを決めておく

二人の間に子供がいる場合の大半は、妻側が子どもを引き取る場合が多いので、子どもをちゃんと育てるためにも養育費の金額や、支払う期間について話しておくと離婚後も安心です。

養育費は子どもを公立の学校に通わせる場合と、私立の場合とではかかってくる金額が大きくかわってきますし、大学まで通わせるとなると、卒業する22歳までは学費や生活費がもらえることも。

話し合いがしたくないからといって、養育費の話を適当にしてしまうと後になって大変になってきますので、しっかりと話し合うことが必要です。

財産分与について話し合う

離婚をすると持っている財産を二人で分ける、財産分与が発生します。

妻が専業主婦で結婚期間中の収入が例え0円でも、旦那の代わりに家事や子育てをして、家庭を支えているということが認められるので、夫婦で所有している貯金や資産は、基本的には1/2に分けるとされています。

また、妻が子育てや家事をこなしながら、仕事をして夫と変わらぬ収入があった場合は1/2に分けられず、妻側の方が多く分けられることがあります。

財産分与は基本的に夫婦での話し合いで割合が決まってきますので、仮面夫婦の状態でちゃんと話し合うこともしないまま離婚してしまうと、今後の生活に大きく影響してしまうので、ちゃんと話し合うようにしましょう。

離婚後の住まいについて考えておく

賃貸に住んでいる場合は実家に戻ったり、新たに部屋を借りて住み始めることは簡単ですが、マイホームを買ってしまっている場合は面倒なことが多いです。

支払いが全て終わっていれば、家を売却した費用を半分に分けるだけなので簡単ですが、まだローンが残っている場合は、その処分方法についても話し合う必要があるので大変です。

また、子どもがいる場合は転居にともない、転校する必要があるのですが、転校が原因でいじめにあったり、心を閉ざしてしまうことも考えておく必要があります。

まとめ

仮面夫婦を長く続けることで起こってしまう悪影響について、お分りいただけましたでしょうか。

会話がなかったり、別居状態が長く続く場合は、

• 仮面夫婦を続けるとリスクが増える
• 仮面夫婦を続けることで子供は精神的影響を大きく受ける
• 夫婦関係を修復するには、「挨拶」「夫婦カウンセリング」「円満調停」が良い
• 離婚後のことを考え、生活やお金のことを考えておくと良い

ということをしっかりと考えておくと良いです。

仮面夫婦について真剣に悩んでいるのであれば、今後の生活について夫婦で話し合うようにしましょう！