2016年には「ゲス不倫」が流行語のトップ10にランクインするなど、私たちの身近な存在となっている不倫恋愛。
そして、昨今では芸能界でも不倫についての報道が後を絶ちません。
そんな不倫恋愛について常に議論の的となるのは「不倫は所詮遊びなのか?本気なのか?」というもの。
そこで今回は、実際に報道された芸能界の不倫問題を元に、不倫における本気と遊びについて考察していきましょう。
矢口真里の場合
不倫相手を自宅に連れ込み、当時の旦那さんが浮気現場に鉢合わせたという矢口真里の不倫報道は世間を大きく騒がせました。
結局夫婦はこの不倫をきっかけに離婚し、矢口真里は不倫相手との交際を継続させます。
この一件で世間から大バッシングを受けて彼女は芸能活動を休止しましたが、1年半の謹慎を経て芸能界に復帰し、更には2019年には当時の不倫相手との再婚を果たしました。
4年の交際を経ての結婚に「きちんと結婚をしたことには好感を持てる」「遊びだと思っていたけど意外と本気だったのか」など、一部では二人の関係を前向きに捉える声も上がっています。
この例から見ると、配偶者と離婚して不倫相手と一緒になることが本気の不倫であることのひとつの基準とみなされると言えるでしょう。
しかし、それでも矢口真里へのバッシングの声が未だに止まないのには理由があります。
それは彼女が交際や再婚、妊娠について包み隠さずまわりに話すこと。
自分の不倫で離婚をしておいて元夫の心を傷付けたわけですから、普通の神経であれば相手に配慮して公表や公言は避けるはずです。にもかかわらず全てをさらけ出すのは、元夫への配慮よりも芸能人としての仕事を優先している証拠でしょう。
そう考えると、不倫相手と再婚したことも本気の愛であったというよりも、芸能人としてのイメージアップのため、ステータスのためとも捉えることができます。
本人の心のうちは本人しか分からないものですが、必ずしも不倫相手と一緒になることが本気の証であるとは言えないのかもしれません。
小倉優子の場合
ママタレとして人気を博していたゆうこりんこと小倉優子さんの不倫問題もメディアに大きく取り上げられました。
妻の第二子妊娠中に、夫が妻の事務所の後輩と浮気をするというまさにゲス不倫そのものでした。
二人は一度は関係修復を試みたものの、結局第二子出産後に離婚をしています。
離婚後は元夫は不倫相手とも別れたようで、妻とも不倫相手とも終わったという見方が有力です。
この場合、元夫にとってはゆうこりんとの関係も不倫相手との関係も本気ではなかったと分析することができます。
事実、まだ二人が夫婦関係にあった時でも元夫は夜のお店に通いつめて妻の悪口を言っていたという記事も出ていたくらいです。
つまりこの例から分かることは、「結婚=本気の象徴ではない」ということ。
元夫は、妻よりも子どもよりも不倫関係の相手よりも、なにより自分が大事だったのでしょう。
結婚=本気でも、別れ=遊びでもありません。
どれだけ相手を思いやることができるかどうかが不倫における本気と遊びの境界線と言えるでしょう。