芸能人の実例から考える本気と遊びの不倫とは?

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2019.4.17

後藤真希の場合


記憶に新しい人も多いかと思いますが、元超人気アイドルの後藤真希の不倫スキャンダルは多くのファンを驚かせました。
妻であり母でありながら以前交際していた男性と不倫をし、夫が不倫相手の男性に対して慰謝料を請求して裁判を起こしたと報道されたものです。
彼女はマスコミを通して事実関係を全面的に認め謝罪をしましたが、その謝罪文の中で夫とやり直すことを明言していました。
「数回関係を持っただけで慰謝料請求されるなんて美人局?」「ゴマキの言葉を信じたのに、遊ばれた挙句に訴えられた不倫相手がかわいそう」など、不倫にしては珍しく不倫相手に同情の声が多く聞かれたのには理由があります。
それは夫のDVや過剰な束縛の噂が囁かれ、不倫相手の男性は彼女を夫から救おうとしていたという説が浮上したからです。
夫のDV疑惑については本人がはっきりと否定しているものの、未だにその疑惑を持っている人も少なくありません。
この件に関しては真実は分かりませんが、実際に配偶者との関係から逃れるために不倫に走るケースも多くあります。
配偶者からのモラハラ、DV、束縛など、他の異性に逃げなければ自分が壊れてしまうという理由から不倫に走ることもあるのです。
そういったケースの不倫は、ひとくくりに「不倫だから遊び」と結論付けるのは難しい側面もあります。
もちろん理由が何であれ不倫という形をとるのはよくないことですが、背景に関係なく「不倫=遊び」と決めつけることはできないということです。

ファンキー加藤の場合


純愛の曲を多く手掛けているファンキーモンキーベイビーズのファンキー加藤の不倫報道が出たときには「え、あの人が!?」と驚いた人も少なくないのではないでしょうか?
まっすぐに相手を想う純粋な気持ちを歌い続けてきた歌手がまさかの不倫という結末にがっかりした人も多かったはず。
ファンキー加藤自身も不倫相手も既婚者の、いわゆるW不倫でした。しかも不倫相手はお笑い芸人アンタッチャブル柴田さんの奥さんで、あろうことかその奥さんはファンキー加藤との子どもを妊娠したのです。
これをきっかけにアンタッチャブル柴田さんは離婚をし、元奥さんは一人で子どもを産むことに。
当のファンキー加藤は子どもは認知し養育費の支払いもすると宣言したものの、自分は何事もなかったかのように妊娠中の妻の元へと戻っていきました。
自身の妊娠中に他の女性とセックスをして妊娠までさせた夫を許す奥さんにも驚きの声が上がりましたが、なによりここまでハッキリと遊びと分かる不倫をしたファンキー加藤への批判が殺到しました。
結婚をして責任を取ることが必ずしも本気の不倫というわけではないとはいうものの、ここまで双方に誠意を感じられない男性も珍しいでしょう。
奥さんや子どもを本当に大切に想っていれば他の女性を妊娠させるようなことはしないでしょうし、不倫相手を本当に想っていればのうのうと妊娠中の妻の元に帰ることもしないでしょう。結局、彼にとっては奥さんも不倫相手も都合のいい女なのです。
このパターンからは、結局この不倫は本気でも遊びでもなくただの不倫としか定義できないということがわかるでしょう。

おわりに

数々の不倫恋愛の例を見てみると、一言に不倫と言ってもそれぞれの背景や気持ちがあることが分かります。
しかし結局は男女のことは当人にしか分からず、まわりがとやかく言うことでも判断できることでもないでしょう。
「不倫は所詮遊び」「本気の不倫だったらこうするはず」「結局奥さんの元に戻るってことは遊びだったんだ」なんていうことは分からないことなのです。
既婚者と不倫恋愛をしていて遊ばれているのか不安な人、配偶者が不倫をしていて本気なのか心配な人、不倫相手に本気になってしまった人。
それぞれ葛藤や想いはあるでしょうが、その不倫恋愛が本気か遊びかどうかはネットに載っているような条件を満たしているかどうかでは測れません。
「本気だったら離婚する」「結局は妻の元に戻る人がほとんど」「本気と遊びの不倫の見分け方」など世の中にはたくさんの情報が錯綜していますが、最終的に自分の気持ちが分かるのは本人だけ。
自分の気持ちに正直に生きることは悪いことではないですが、不倫をされている側も、不倫をしている側も、不倫相手になっている側も、いまいちど「自分にとってあるいは最愛の人にとって最も幸せな道は何なのか?」を考えることができると、“ゲス不倫”と呼ばれる誰も幸せにしない不倫が少しは減っていくのかもしれません。

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