今話題の「セックスレスハラスメント」は夫も悩んでいる!

9184
2019.4.5

セックスレスハラスメントをしているわけではない夫の気持ち


しかし、妻からのリクエストを断っているからと言って、その全てがセックスレスハラスメントになる…とは言い切れません。
中には深刻な理由もあり、悩んでいる夫の気持ちも見え隠れしています。
では、その場合にはどのような理由があるのでしょうか?

(1)本当に仕事が忙しくて疲れ果てている

働き方改革が進んでいる…とは言え、労働環境の改善は未だ十分とは言えません。
中には、本当に身も心も仕事で削られてしまい、セックスをするだけの気力体力が無い人もいます。
実際にあった例として、
・夫:本当に疲れ果てていて、少しでも時間があれば寝たかった。
・妻:セックスが出来ないために苛立ち、浮気を疑う/露骨に精力のつく食事ばかり作る。
・夫:妻からのプレッシャーに潰されそうになり逆ギレしてしまう。
・妻:セックスレスハラスメントとして夫を訴える。
・夫:逆に「性の不一致」を理由に離婚調停を行い、夫の訴えが認められる。

夫側の気持ちとしては、家族のために身を粉にして昼夜問わず働いているのに、休日は休む時間も無く、家族サービス+夜のリクエストまで…。
徐々に肉体的にも精神的にも追い詰められていき、帰宅拒否症になるほど悩みを抱え込むようになりました。
ちなみに「パートナーからの過度なセックスの要求」も、離婚事由である「性の不一致」として認められる事があります。
この場合、妻の方がセックスハラスメントをしていた…という結果になりました。

(2)本当に機能不全/機能低下で悩んでいる

機能不全/機能低下は男性として認めたく無い悩みですが、隠し通しても別の問題の火種になるだけ…と、早々に妻に打ち明ける人もいます。
この時の夫の気持ちは「妻には責任はなく、自分の問題である」と明確にし、生活習慣を見直したり、病院を受診するなど。
問題を解決するために建設的な対応をしたい…と考えています。
しかし、この時に妻から配慮に欠ける言動や態度に悩まされた…という声も少なくありません。
実例として
・病院に行ってるんだから、もう大丈夫でしょ!?
・開き直られても困るんだけど…。いつになったら治るの!?
・過度に刺激的な下着で誘ってきたり、精力のつく食材やサプリを強要される。

これは、うつ病患者に対して「お前ならできる!頑張れ!」と相手のペースを無視した対応を取っているのと同じ。
夫も、自分の機能低下に対する劣等感や妻に対する罪悪感と戦っているのに、傷口に塩を擦り込まれるような対応をとられたら、さらに追い込まれる結果になります。

セックスレスハラスメントを受けてる夫の悩み


「今日も拒まれてます 〜セックスレス・ハラスメント 嫁日記〜」では、セックスを拒まれている女性の気持ちが描かれています。
これと同様に、夫婦間で問題解決に向けた話し合いもなく、妻から一方的にセックスを拒否され続けている夫がいます。
逆セックスレスハラスメントに悩む夫側はどのような事を考えているのでしょうか?
具体的な実例を元に「旦那のホンネ」を紹介します。

(1) 妻がその気にならない

女性も仕事をしていたり、家事や育児の疲れ、ホルモンのバランス等の理由で、その気になれない時も当然あります。
その点をわかっていたとしても、長期間ご無沙汰となれば、男性としての我慢も限界が出てくるもの。
その時に
・子供がいるのにそんな気になれない。
・面倒くさいからさっさと終わらせて。
・男なんて性欲処理だけ出来ればいいんでしょ?風俗でも行ったら?

などの、一方的に冷たい態度を取られたら、逆セックスハラスメントになります。
本来、セックスには子作りだけでなく、人生のパートナーとして認め合えるかどうか?を含めた、双方の愛情を確認し合うという意味もあります。
その行為を蔑ろにされれば、傷つくのは男も女もかわりません。

(2)子作り目的のセックスの強要

これはセックスレスハラスメントとは少し異なりますが、男性の悩みで多い内容の一つです。
妻が妊娠を意識するのは女性として当然の事ですが、それが過度になり過ぎると夫としては負担になる事が多いです。
確実に妊娠をするために、日常生活から夜の生活まで完全に管理されてしまうと、夫としては愛情よりも義務感が強くなり、ただの作業になっていきます。
しばらくして、めでたくご懐妊…となれば、お役御免でその後のセックスは全く無し。
妻が第2子を考えるようになるまでお預け…となれば、それはセックスレスハラスメントになると言えるでしょう。
こうなると、妻への愛情や信頼は希薄になっていきます。
夫婦間で「何がいちばん幸せなのか?」という共通の意識が欠けてくると、浮気や離婚を後押しする原因が生まれます。

(3)妻側の浮気

生物学的な話ですが、女性の性的な傾向として「一人の男性とセックスをしている時は、別の男性との関わりを避けたがる」特徴があります。
これは妊娠した場合、その子の父親が誰だかはっきりさせるための遺伝子的なプログラムと言われています。
そのため、女性が浮気をしていると男性以上に本来のパートナーからの要求を拒む傾向が強いと言われています(もちろん、例外もあるようですが…。)
既に他の人とセックスをしているのであれば、適当な理由をつけて要求を断るのは浮気をしている男性と同様です。
それだけで無く、女性の場合は
・本来のパートナーから気持ちが離れている事が多い
・男性に比べて嘘をつくのが上手い/証拠を残さない事が上手い
・場合によっては浮気相手の子供を妊娠する危険性がある

などの理由で「女の浮気の方がタチが悪い」と言われることも少なくありません。
また「酔った勢い」や「相手に強引に迫られて…。」など、浮気をした理由を男性の責任にしやすいのも特徴のひとつ。
その時にかかる宿泊費や飲食費も浮気相手負担になる事が多いので、男性のようにお金の流れから浮気がバレる…という事も少ないです。
夫とのセックスを拒否しておきながら、別の彼氏とは…となれば「今日も拒まれてます〜セックスレス・ハラスメント 嫁日記〜」の、典型的な男女逆バージョンと言えるでしょう。

コラムランキング

最も閲覧されている
コラムをチェック!

注目コラム

MiW編集部オススメの
コラムをチェック!