不倫はする方だけが悪いのか?

カテゴリ:浮気・不倫
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2019.2.13

数々の女性と浮名を流してきたロンドンブーツの淳が結婚したとき、記者会見で「淳さんが浮気したらどうしますか?」という記者の質問に対して奥さんが「一緒に反省します」と回答したことは大きな話題になりました。

その時は私もまだ若く「いやなに言ってんのこの人。ただの綺麗ごとじゃん」と思っていましたが、今になってみるとその発言の意味も分かる気がするのです。

最近ではサレ妻というワードも頻繁に聞かれるようになり、世間的にはまだまだ「浮気をした夫=絶対的悪」というイメージがあります。
その夫婦の背景も知らない人たちが、浮気をした夫を一方的に攻め、浮気をされた妻に無条件で同情するのはよく見る光景です。

しかし、果たして浮気や不倫はした方だけが悪いのでしょうか?された妻側には問題がないのでしょうか?
今回はそのことについて考えていきたいと思います。

そもそもなぜ浮気をするのか?


なぜ男性は浮気をするのでしょうか?
女性の浮気は寂しさを埋めるためや彼氏への当てつけが多いですが、男性の浮気はまた違います。
その原因の大半は、「自分の男としての価値を確認するため」です。
妻とセックスレスであったり、妻が育児に必死で自分に構ってくれなかったり、妻が外見に気を遣わなくなったり。こういったことは全て男性としての自信や存在価値を失うきっかけになります。
自分には価値がある、必要としてくれる人がいる、ということを確認したいから他の女性と浮気をするのです。
疑似恋愛をしたいという感情も同様の心理です。妻に男として求められなくなったと感じると、自分でドキドキしてくれる女性に気持ちが傾くのは当然と言えるでしょう。
浮気をされても「不倫はしょせん遊び」「最後に帰ってくるのは家庭」「家族が大事だから離婚するはずない」と妻という立場を盾にして不倫相手を攻撃する女性も少なくありませんが、必要なのは妻であることに余裕を持つことではなく、なぜ夫が浮気をしたのかをきちんと考えることです。
問題の根本に目を向けずに、「本能的に仕方のないこと」「魔が差したんでしょ」「性欲を発散したかったんでしょ」などと相手の本能や性欲のせいにしていてはサレ妻を脱却することはできません。
男性が浮気をする理由として、自分の男としての価値を確かめる必要がある状況にあったということはきちんと頭に入れておくべきでしょう。

一緒にいることを決めたのはお互いの意思


付き合うにしろ結婚するにしろ、相手の男性と一緒にいることを決めたのはあなたです。
一方だけの意思では成立しませんし、ましてや結婚となればなおさらのこと。
仮に気持ちは入っておらず条件だけで選んだとしても、その選択をしたのはあなた自身です。
つまり、あなたにもずっと自分だけを見続けてもらえるように努力する義務があるのです。
もちろん、「家にお金だけ入れてくれればあとは外で何をしていてもいい」というスタンスなのであればそれはそれでいいと思います。カップルでも夫婦でも家族でも、あり方は人それぞれですし、自分たちが満足していれば何の問題もありません。

しかしもしあなたが浮気は許せないと思っているのであれば、女性側の努力は必要不可欠です。
お互いが「この人と一緒にいる」という決意をして一緒にいる以上は、一緒にいるための努力はお互いがするべきです。どちらか一方だけの努力ではバランスを保つことはできません。
お互いの意思によって一緒にいるんだということ、また、一緒にい続けるためには双方の努力が必要だということを忘れないようにしましょう。

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