面倒がない
相手の女性が既婚者であると、家にいる時間や休日は連絡ができなかったり会えなかったりすることも多いでしょう。
独身女性と既婚男性の不倫恋愛であるとこのことが原因で喧嘩やすれ違いが勃発しやすいですが、独身男性にとってはむしろ好条件だったりします。
元々女性は常に連絡を取り合っていたいタイプが多く、連絡や会う回数で相手の気持ちを量る傾向にあります。
しかし多くの男性は、連絡や会う回数にそこまで固執していません。
女性にとって連絡は愛情を積み上げていくための手段ですが、男性にとっては業務連絡をやりとりするツールでしかないからです。
それは気持ちの大きさなどは関係なく、元々の性質や優先順位がそうというだけのこと。
独身同士で付き合っていると彼女から「なんで連絡くれないの?」「昨日はなにしてたの?」などと詰められることも少なくないですが、既婚女性は自分自身もリスクを抱えているし家庭での時間があるため、連絡や会う頻度、時間について論争することも少ないのです。
そういったお互いの距離感のちょうどよさが既婚女性と不倫恋愛をする大きな理由となっているということもあります。
つまり、男性側としては適度な距離感を保つことができ、余計な面倒がない関係に心地よさを感じているということです。
ただ好きになってしまった
今までは男性側にとって楽であるとか自分が求められている感のための恋愛という観点で話してきましたが、もちろん中にはただただ相手の女性を好きになってしまったから不倫恋愛をしているという人もいます。
相手が既婚者であることは分かっていたけど恋に落ちてしまった。
好きな人が結婚したけどやっぱり諦められなかった。など、自分の気持ちに抗うことができずに関係を持っているパターンです。
元々は不倫に対して抵抗があった人でも、いざ恋に落ちてしまえばその気持ちはもう自分でコントロールすることはできません。
相手がどんな人でもどんな条件の恋でも、人を好きになるという気持ちは止められないものです。
ただ、女性が感情で動くのに対して、男性は理屈で動くと言われています。
そのため相手が家庭持ちであるという事実よりも、「好きだから」「奥さんがいても関係ない」「ずっと一緒にいたい」という気持ちを優先する女性の不倫に比べて、独身男性がわざわざリスクを冒してまで既婚女性と恋愛するパターンはあまり多くないのです。
実際好きになってしまったからと不倫恋愛が始まったとしても、いざ既婚女性が「旦那と離婚しようと思う」「離婚話を切り出してきた」と具体的に離婚を匂わせると怖気づく男性も多いということは否定できません。
おわりに
基本的には不倫だからといって必ずしも本気の恋ではないとは思っていません。
しかし独身男性にとっては既婚女性との恋愛は自分にとって楽である部分が大きいということは否めません。
独身女性と既婚男性の恋愛と、独身男性と既婚女性の恋愛は同じ不倫恋愛であっても色々と異なるところがあります。
独身男性と既婚女性の恋愛の方が本気率が低いというわけではなく、男性と女性では考え方も優先順位も全く違うため、恋愛の種類が全くもって違うと思うのです。
もしあなたが家庭を持っていながらも独身男性と恋に落ちてしまったのであれば、これらの男性心理を理解したうえで、のめり込みすぎないようにセーブすることが自分を守ることに繋がります。
家庭で足りないものを上手く補う分にはいいかもしれませんが、感情をコントロールできずに苦しい想いをすることのないように、自分たちの関係を一歩引いたところから見る冷静さも既婚女性の恋には必要でしょう。