離婚するには?
いざ自分の幸せのために離婚を決意した場合、離婚するにはどういった手順を踏めばいいのでしょうか?
まず、不倫で別れるわけですから、慰謝料を請求しましょう。
夫が不倫を認めていれば話は早いですが、万が一白を切る場合には不貞の証拠を集める必要があります。
携帯でのやりとりであったり、写真であったり、なにかしらの夫が不倫をしていた事実を確認できるものです。
実際に私の友人は、探偵を雇って浮気現場の写真を入手し、携帯電話でのメールのやりとり等も全て保存し、不倫の慰謝料としては満額と言われる500万円を受け取って離婚しました。
ただ、結局は探偵や弁護士に支払う費用がかさんで半分ほどしか手元に残らなかったと言っていたため、プロにどこまで頼るかは冷静に判断した方がいいかもしれません。
さらに子どもがいる場合は養育費も請求する必要があります。
養育費は基本的には子どもが成人するまでの期間育てるのにかかる費用で、その金額は自分と相手の年収によって変動します。
実際に今の自分と夫の稼ぎだとどれくらいの養育費をもらえるのかの算出方法は、離婚関係の本や裁判所のホームページなどにも載っているので、事前に自分で調べてみてもいいでしょう。
慰謝料にしろ養育費にしろ、離婚成立時に合意したにも関わらず、しばらくすると払わなくなる男性も少なくないようです。養育費については、毎月きちんと払われているのは実に20%というデータもあります。
そんな事態を避けるためにも、離婚時に公正証書を発行しておきましょう。
公正証書とは国の機関によって作成されるものであり、高い証拠力、証明力を持ちます。
万が一約束したお金が支払われなくなった場合に、強制的に相手から差し押さえをするために役立ちます。
一般的には離婚届を提出する前に作成するものですので、離婚をするとなったらまずは協議のうえ公正証書を作成しましょう。
公正証書の作成は義務でないため、自分たちで完結する協議離婚の場合はこの存在を知らない人も少なくありません。
しかし幸せになるために離婚をするのに、離婚後も金銭問題で揉めたり苦労をしては元も子もありません。
まずは不利な離婚をしないようにきちんと基礎知識をつけることから始めましょう。
おわりに
3組に1組が離婚をすると言われている現代ではありますが、残りの2組の中でも「意地でもしない」「したいけどできない」と耐えながら結婚生活を続けている人の割合はどれくらいいるのだろうという下世話な疑問を抱いてしまいます。
そしてそういった結婚生活を送っている夫婦は、離婚した人よりも不幸なのではと感じずにはいられません。
結婚も離婚も自分の決断であり、それがどんな方向に転じるかを予想することはできません。
幸せなはずの結婚生活が破たんすることもあれば、最初はあまり乗り気でなかった結婚でも死ぬまで幸せが続くこともあるでしょう。
どんな現状でも、それは自分の覚悟次第で変えることができます。
綺麗事をと思われるかもしれませんが、本気で決めればできないことなんてほとんどありません。
できないのは自分の中で覚悟を決め切れていないから。
不倫された夫の不幸を願いながら一緒にいるような不毛な時間を過ごすのはやめましょう。離婚したいのにできないと嘆くのはやめましょう。
できないことなんてありません。全ては自分次第です。
自分自身のために、幸せになる覚悟を決めましょう。