「うちは仮面夫婦だから」っていう男と浮気しました。32歳OL(仮)のインタビュー

カテゴリ:不倫の後悔
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2019.3.25

そもそも「仮面夫婦」って?


ミサが既婚者との関係を進めるきかっけの一つにもなった「仮面夫婦」という言葉。独身のミサはそれをどのようなことと受け止めたのでしょうか。
「籍は入っているし、一緒に住んでるし。そういう意味では夫婦だけど関係は破綻していること、っていうイメージかな。経済的な理由とか、子どものことがあるから離婚はしないけど、愛情はないってことかなと。」
では夫婦関係の破綻とは具体的にどのようなことを指すと?
「まずセックスはしませんよね。あとお互いに関心がない。好きな相手だと今日は一日どんなことをしていたのかとか気になりますよね。そういうのが気にならず、相手が一日何をして過ごしたのかを知らなかったりとか。それって男女関係として成り立ってないと思ってました。」
逆に考えた場合、男女が籍を入れずお互い経済的に自立し別々に暮らしていても、連絡を絶やさずセックスがあればそれは「仮面」ではなく「真正」の夫婦だということになるという意味でしょうか。
「うーん、籍はちゃんとしたいし、一緒に暮らしたいかな。ちゃんと結婚して、愛情もあって。」
ミサは考え込んでしまいました。仮面夫婦という言葉を曖昧なイメージだけでとらえたミサ。
その言葉を使うほうも、聞く方もそれぞれ都合の良い解釈で利用していたということでしょうか。

実は「かまってちゃん?」。会えない日はラインで。


「おはよう。今日も1日がんばろう。」
「今日のランチはな~んだ?」
朝に昼に渡辺から届くメッセージはミサの気持ちを加速させました。家庭があることを忘れる程、メッセージは時間を問わず届けられ、返信も迅速です。
「こんな時間にメッセージして大丈夫なの。と聞いたこともあります。
そしたら、「うちは仮面夫婦だから、相手が何してるかなんてお互い気にしてないよ。」とさらっと返されました。」
実家暮らしのミサ。二人のデートは、月に一度、街外れにある小さな店で食事をしてホテルに行くのがお決まりのコース。
食事代金そしてもちろんホテル代も支払いは渡辺が行う、そんな気遣いが幸せだったと言います。
でもやはり家庭のこと、妻の存在は気にならなかった?
「仮面夫婦とは言っても、ベッドを共にすることはあるのだろう。子どもも生まれている訳だしって気になりましたよ。」
そんな疑問をピロートークでそれとなく持ち出してみたりしたと言います。
「結婚当初はもちろんあったし、子どもが出来るまでも、それはね。でも、子どもが生まれてからはセックスレス状態。夫婦なんだしなんとかしなきゃとか思って努力したこともあるけど。」
子育てで疲れ、会話も続かぬ相手に興味がわかなくなりそのままセックスレス状態が続いているという。
もちろん、性欲はありミサに出会うまでに「ラブアフェア」はなかったとは言わない。
「でも、ちゃんと付き合ったのはミサだけ。ねえ。これから先もこうして会い続けるよね。」
大柄な彼が甘える姿がかわいく、話しの不自然さに気付かずに、いえ、気づかないようにしていました。
彼の言う「ちゃんと付き合う」とは、どういう意味だと捉えていたのでしょうか。
「う~ん、私に向き合ってくれるってことかな。すなわち愛してくれるっていうか。」
では、ミサは彼のことを本当に愛し、彼も愛してくれていると思っていたのでしょうか。
「束の間の逢瀬の後、彼は必ず私を抱きしめ、そしてため息をつきながら体を離すんです。言葉はありませんが、これほど理解し愛してくれる人はいないと確信させるものがありました。それにね、家に帰りつくころを見計らって必ず「おやすみ」メッセージが届きました。
自分も疲れて帰って面倒なのにわざわざ送ってくれてるってことでしょう。これって愛してないとできないなって。」
確かに男は面倒くさがりの生き物で、仕事と好きな女性以外にはマメではいられないと言われます。
しかし、それをわかって実行できる仮面マメ男もいるのでは。渡辺を信じたい一心の当時のミサにはそんなことを考える隙はなかったようです。

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