仮面夫婦と離婚、子供にとってどっちがマシ?

カテゴリ:離婚
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2019.3.9

離婚をした方が良い時とそうでない時

夫婦の置かれている状況によっては、離婚をした方が良いケースとそうでないケースがあります。
次に、事例を交えながら双方のケースを検証していきます。
なお、ここでは説明の都合上、
・幼い子供が一人いる母親
・夫婦仲の問題は主に夫側にある
・特別な資格や技術を持っていない専業主婦
を主体に想定しています。(他意はありませんので念のため)

仮面夫婦になっても離婚をしない方が良い場合


この場合、真っ先に問題になる点は妻側の経済力です。
夫の収入が無くても自立した生活が出来る見込みが無い場合、即離婚…という選択は得策ではありません。
養育費や母子家庭を支援する制度もありますが、子供が成人するまでの間ずっと支援を受け続けるというのも現実的ではないでしょう。
また、片親で子供を育てるという事は、分担できたはずの労力を全て一人で背負う事にもなります。
健康状態や体力・精神力な負担に関しても冷静に判断しないと、子供が不要な負担を背負うことになります。
このような理由で「子供が成人するまでの期間は離婚をしない」と選択している夫婦も実在します。
その場合、夫婦間で「何を優先するのか?」の取り決めについてだけは話を詰めておくべきです。

即離婚をした方がいい時


優先すべき子供に実害が及ぶようであれば、即離婚をした方がよいです。
例として
・生活費を渡さない
・子供に対し暴力/暴言が多い
・反社会的/非道徳的な教育をする
などがあれば、大事な子供を一緒に育てるわけにはいきません。
話し合いの余地もないのであれば、離婚は避けられないでしょう。
経済的な問題や世間体もあるかもしれませんが、不適切な環境で子供を育てる事は、母親にとっても子供自身に取ってもメリットはありません。
後になって苦労をするのであれば、すぐに子供と一緒に逃げ出す覚悟も必要です。

「マシ」の線引きをするポイント


敢えて線を引くとすれば、この「子供に実害があるか否か?」を基準に考えると良いかもしれません。
夫婦仲は冷めていても、子供に実害がなければ仮面夫婦であっても離婚をしない方がマシ。
経済的なリスクを背負っても、子供の安全が確保されなければ離婚をした方がマシ。…という、考え方です。
但し、この考え方には「子供の意見や立場」は尊重されません。
この「どっちがマシか?」で考えると、子供は疎外感を覚える事が多く、どちらにしても親を信用しなくなります。
成長に合わせて「なぜ、その選択したのか?」を納得できるようにちゃんと説明する事は必須です。

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