ダブル不倫をやめるには?
不倫関係は「冷静さ」を取り戻せば案外簡単に終わらせる事ができます。
不倫の悩みに関する掲示板を見ても、投稿者からの質問は客観的に見れば「なんでそんな事で悩んでいるの?」と思うことばかり。
当事者は真剣に悩んでいるのかもしれませんが、ちょっと冷静に判断すれば誰にでもわかる話のはずです。
では、冷静さを取り戻した人達は何に気付いて不倫をやめる事ができたのでしょうか?
ここでは実例を挙げて紹介していきます。
(1)不倫は恋ではなく「刺激」でしかないと気付いた
専業主婦のAさん(38歳)は2児の母。
第2子の妊娠〜出産の時期に、夫とちょっとした価値観の違いから関係が悪化しセックスレスになりました。
ちょうどその頃にPTA活動で知り合ったママ友の夫(Bさん)とダブル不倫関係に…。
PTAの連絡を取り合っているうちに、お互いに打ち明け話をするようになり「この人は私をわかってくれる」と思うようになっていき、忘れていた恋心を感じるようになりました。
しかし、不倫関係も1年をすぎる頃から「なんか変だな?」と思う事が増えてきます。
最初はBさんからも積極的にLINEや電話がありましたが、頻度が減る上にメッセージも短め。
時折、面倒臭そうな態度も垣間見れるようになってきます。
密会してのセックスも最初は丁寧で満足させてくれるものでしたが、終盤は勝手に満足して終わる事がほとんど。
さらに、この頃から周囲に不倫関係を疑われるようになり、Bさんの方から「バレるとお互いの家族に迷惑がかかるから」と一方的に距離を置こうとする態度が伝わってきます。
「私って、近くにいて都合よく扱えるだけの存在だったの?」と悟るのに時間はかかってしまいましたが、そう考えると納得できる事も多くありました。
結局、不倫関係で感じたドキドキ感は恋ではなく「家族や周囲に隠し事をしている背徳感からくる刺激」でしかないと気付いた瞬間、急に気持ちが冷めていったそうです。
証拠も残らず、家族や周囲に不倫がバレなかったとは言え、家族を裏切る行為をしていた事実は消えません。
今では後悔の念しか残っていないそうです。
(2)リアルに慰謝料…他の総額を計算をしてしまった
これは飲食店を経営する男性(Cさん/35歳)の一件。
彼は妻と3人の子供がいながら、従業員の既婚女性(Dさん)と5年近くも不倫関係を続けていました。
不倫のきっかけは、Cさんの奥さんが飲食店の仕事に興味がなく、相談どころか世間話もできなかった事。
日常業務を通じて、その不満をDさんが受け止めてくれた事がきっかけで深い中になりました。
当初は不倫関係がストレス解消になるだけでなく、ビジネスパートナーとしても良好な関係だったそうです。
仕事の相談は親身になって聞いてくれるし、時には客観的なアドバイスも貰えるので経営は安定。
お互いに離婚の意思はなく、それがまた良好な関係を継続できた理由の一つだったと言えるでしょう。
この不倫が続いていた間は、仕事のストレスを家庭に持ち帰る事がなくなったため、家族との関係も非常に良好だったと言います。
しかし、ふとした時に「土田晃之」氏の浮気に関する持論を聞いて、なんとなく「不倫の代償」に関するリアルな計算をしてみると…、
・妻に対する慰謝料/Dさんの夫からの慰謝料請求
・Dさんが払うべき慰謝料の肩代わり
・子供3人が成人するまでの養育費
・現在、経営している飲食店が廃業する可能性
・私有財産の半分は妻に渡るため、貯金等の財産整理等々。
試算しただけで、総額で軽く3億を超える計算結果に愕然としたそうです。
(特に飲食店が廃業するリスク分に加え、5年におよぶ不倫関係の慰謝料相場を考慮すると、高額になった計算でした。)
果たして、この不倫にそれだけの価値があるのか?と自問自答をするまでもなく、答えは「NO!」です。
その辺はさすが、経営者…と言っていいのかわかりませんが、即日にDさんに平謝りをして関係を解消。
Dさんも謝罪を受け入れると同時に飲食店を退職した事で、不倫が発覚する可能性が0に近くなりましたが…。
男性として最低な行為をしていた事に対する自己嫌悪と虚無感で後悔の念しか残らなかったそうです。
最後に
過去に不倫を経験した事がある人達は口を揃えて「不毛な事をしていた」と言います。
中にはダブル不倫が表面化し、実際に離婚をして大切な家族を失っただけでなく、相手の配偶者からも多額の慰謝料を請求され人生が大きく狂った人もいます。
ダブル不倫の背景にあるのは、配偶者や生活への不満。
満たされない承認欲求や刺激的な行為への憧れでしかありません。
そして、それらを満たそうとしても、安易な方法では「手にしたものをよくみてみれば、望んだものと全然違う…」という結果がほとんどです。
不倫しても良い…とは言いませんが、人間である以上、冷静さを欠いて判断を誤る事があっても仕方がない場面も時にはあるでしょう。
不倫などという行為はしないのが一番ですが、もし何かのきっかけで過ちを犯してしまったら?
いち早くその過ちに気付き、早急に対応できないと一生悔やんでも悔やみきれない結果になります。