子どもがいる相手と付き合うときの心得とは?

カテゴリ:浮気・不倫
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2019.3.27

親であるという事実も彼の一部


「結婚する前に出会いたかった」「せめて子持ちじゃなければよかった」と彼の現状を恨めしく思うこともあるかもしれません。
好きな人に奥さんや子どもがいるという事実はやっぱりつらいものがあるでしょうし、そう思ってしまう気持ちも分かります。
しかし、彼の現状を否定することは彼の今までを否定することと同様です。
もし過去に出会っていたら確かにあなたたちは結ばれていたかもしれません。
でももしかしたら結婚や子どもを持つことを経ていない彼には惹かれなかったかもしれません。
これは結婚をしたからとか親になったから人として魅力的になっているということではなく、結婚も親になることもひっくるめて今の彼が形成されているということです。
プラスのこともマイナスのことも、人生で経験することには全て意味があるものです。
人生は流れ続ける川のようなもの。そして川は石ひとつで全く流れが変わります。
恋愛をして別れるとか、結婚をして離婚するとか、離婚して子どもと別々に暮らすとか、一見終わりに見えるようなことも、実際には終わりではなく川の中にひとつの石が積み上げられていくことに過ぎないのです。
つまり、今の彼は今までの経験を通して様々な石が自分の中で積み上げられた結果であり、石がひとつでも欠けていれば今と同じ流れになっていることはなかったでしょう。
あなたが好きになったのは今目の前で流れている「彼」という川。
過去も現在も未来も全てがあなたが好きになった彼の一部なのです。
ですから、既婚者である彼、親である彼を否定しないでください。
現状がつらくて過去を恨んでも、その行為にはなんの生産性もありません。
あなたができることは、彼の今も全て受け止めること、彼の過去の選択を責めないことです。

子どもにとってあなたは他人である


たとえ父親が恋をした女性であっても、相手の男性の子どもにとってはあなたはなんの関係もない赤の他人です。
「お父さんが好きな人なら私も仲良くなりたい」なんて無条件で受け入れられるということはありえない話です。
もし彼が子どもに会わせてくれたり、奥さんと離婚してお子さんと一緒に暮らすことになったとしても、最初から自分が受け入れられるという過度な期待をするのは禁物です。
児童虐待のニュースが報じられると犯人は義理の親であることが多かったり、再婚して相手の子どもが懐かずに悩む心情を描いたドラマなどもよく目にしますが、思うように距離を詰めたり信頼を積み上げることができなくて焦ったり苛立ったりするのは、最初に自分の中で期待を抱きすぎているから。
相手の男性の子どもにとって自分は他人であるという認識を持ち、距離を縮めることに焦らずに時間をかける必要があります。
ただし、「自分にとって相手は他人である」という意識を持って接していると、相手が自分を受け入れてくれるのは難しいでしょう。
必要なのはあくまで相手にとって自分は他人だからゆっくり関係を構築していこうと思うことです。
自分にとって相手は他人だと思っていると、自分の殻も相手の殻も破ることはできません。
彼が大切にしている子どもという存在を彼の一部と思って愛することができれば、対抗意識を持つこともなくなりますし、もし会うことがあっても上手くやっていけるようになるでしょう。

おわりに

生涯未婚率が上昇していたり、3組に1組が離婚する時代であったり、既婚者・バツあり子持ち・シングルファザーなど家族のある方も様々になってきています。
もしかしたらこれからどんどん子持ちの男性と恋愛する機会も増えてくるかもしれません。
不倫であってもそうでなくても、子どもがいる男性と付き合うための心得は「自分と子どもは別々のフィールドに立っていると理解すること」です。
子どもがいる男性と恋愛していて、「彼が子どもに会いに行くのが嫌」「待ち受けが子どもの写真なのが気になる」「休みの日に子どもと遊ぶと言われると萎える」など彼と子どもの関係に嫉妬したり疎ましくおもったりする女性は少なくありません。
しかしそもそも比べられる対象ではなく、子どもがいることも含めて今の彼であるという意識を持つことができればそのような苦しみからは解放されること間違いないです。
親である彼のためにも、彼を好きなあなたのためにも、子どもと自分を比べることはやめ、彼を丸ごと愛していきましょう。

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